14-275「神さまの言うとおり」(日本)

あなた、生きる
 ごく平凡な高校生、高畑瞬。退屈な日常にすっかり嫌気が差していた瞬だったが、そんな彼を予想だにしない事態が待ち受けていた。
 授業中に突然、しゃべるダルマが現われ、生徒たちを相手に“ダルマさんが転んだ”ゲームを始めたのだ。しかも、ダルマがこっちを向いているときに動いた者は即座に首を飛ばされていく。
 訳も分からぬまま死のゲームに参加させられた瞬とその仲間たち。
 その後もまねき猫やシロクマといった謎の殺人キャラが登場し、生徒たちに“負ければ即、死”の残酷きわまりないゲームを次々と繰り出していくのだったが。(「allcinema」より)


 突然非日常的な死のゲームに巻き込まれてしまった高校生たちの運命を描いたサスペンス・ホラー。

 いきなり、勝手に喋り、動くダルマが〝ダルマさんが転んだ〟を生徒たちに対して行っており、動いた者は容赦なく頭をふっ飛ばすシーンから始まる。

 そのきっかけも、理由も判らず死のゲームに参加させられることになる生徒たち。
 SF的な話であるが、突如死のゲームに巻き込まれるというのは、ある意味ソリッド・シチュエーション・スリラーに近いのかな。

 監督は「悪の教典」などの三池崇史であるが、本作でも容赦なく人を、それも高校生たちを殺しまくり、スプラッタな描写も満載であった。

 そんな中でも、ダルマや、その後に登場する巨大まねき猫、コケシに白くま、マトリョーシカなど、その言動は冷酷ながらもコミカルな雰囲気もあり、凄惨でスプラッタな雰囲気を打ち消していたな。


 主人公となる、福士蒼汰演じる高畑瞬は、知力や想像力を駆使して、死のゲームにチャレンジしていく。
 瞬の幼馴染みであり、微妙な間柄の、山崎紘菜演じる秋元いちかや、凶暴な問題児、神木隆之介演じる天谷武、中学時代の同級生、高瀬翔子なども一緒にゲームに挑戦していく。

 
 果たして、この非日常的な出来事は、何故起こっているのか、誰が起こしているのか。
 そんな問題も関係なく、ゲームは進んでいくが、これまた瞬やいちかは生き残ることができるのか、天谷は最後に死んでしまうのか。

 単純なゲームで繰り広げられる殺人ゲーム。その様子と展開は気になるものであった。

 そんなゲームのシーンとは別に、全国、全世界で突如繰り広げられる高校生の殺人ゲームに、世間は大騒ぎしているが、大森南朋演じる引き篭もりの男、タクミや、リリー・フランキー演じる長髪の浮浪者の存在が気になってくる。


 最後のゲームは命を賭けたカンケリ。それが終わった後のシーンには何かあると思ったが、やっぱりだったな。


 これだけ非日常的な死のゲームが展開するとは思っていなかったが、ゲームの展開、その結果については興味深く観られた。
 果たして、このゲームが何のために行われたのか、というのが気になったが、先に挙げたタクミや浮浪者などの存在なども含めて、これまた続編を考えた終わりになっていた感じだな。

 
 ゲームに勝ち残った高校生たちを、世間が〝神の子〟と呼ぶようになるのも、ちょっと違和感あったが、まあ理不尽なゲームの展開と結果が面白い作品ではあった。

 これは完全に現実を越えた話だな。

/5

監督:三池崇史
出演:福士蒼汰、山崎紘菜、染谷将太、優希美青、大森南朋、リリー・フランキー、神木隆之介
声の出演:トミーズ雅、前田敦子、肥後克広、上島竜兵、寺門ジモン、山﨑努、水田わさび、小桜エツコ
於:TOHOシネマズ日劇

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