12-391「ダークナイト ライジング」(アメリカ)

愛する者を守るため、マスクを着ける 
 人々の尊敬を集めた地方検事ハービー・デントの罪を一身に被り、ゴッサム・シティから姿を消したダークナイト(=バットマン)。
 それから8年、ゴードン市警本部長は真実を心におさめ、街の平和のために尽力していた。
 そんな束の間の平和を享受していたゴッサム・シティだったが、鋼のような肉体をまとった巨漢のテロリスト“ベイン”の登場で一変してしまう。
 街は次々と破壊され、無法地帯と化していく。人々の心が恐怖と絶望に支配される中、ついにブルース・ウェインは自らの封印を解き、再びケープとマスクを身にまとうのだったが。(「allcinema」より)

ダークナイト ライジング - goo 映画

 「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続くシリーズ3作目にして完結篇という本作。

 前作の「ダークナイト」は、世界興収が「タイタニック」に続く第2位で、ヒーローの苦悩、善と悪を深く描いた作品として評判が高かったので、おのずと本作も期待値が高くなってしまうな。

 前作で、トゥー・フェイスことハービー・デントの罪を全て被り、その姿を消したダークナイトことバットマン。

 本作はそれから8年後、平和な日々を送るゴッサム・シティの人々が、新たな恐怖に陥れられ、ついにブルース・ウェインが再びバットマンとして立ち上がる姿を描いている。

 今度の敵は、トム・ハーディ演じるベインであるが、彼はゴッサム・シティを破壊すること、それも街自体の破壊から、住人たちの内面からも破壊しようと企む。

 冒頭、そのベインが飛んでいる飛行機をジャックし、破壊しようとするシーン。
 それにフットボールが行われている競技場が一瞬にして地に沈んでいくというシーンは、結構リアル感と共に驚きも感じさせる映像であった。

 そんなベインの恐怖によって支配されたゴッサム・シティ。

 すっかりバットマンから遠ざかっていたブルース・ウェインは、ついにバットマンとなることを決意して立ち上がるのだが、ベインの罠にはまってしまい、逃げられぬ牢へと追いやられてしまう。

 前作に続いて、本当にダークな雰囲気で物語は進行していく。

 ベインが仕掛けた、住人に恐怖を植え付けるという手段は、前作でジョーカーが、二つの船に仕掛けた罠と似たような感じがあったな。

 それにしても、主人公はバットマンであると思うのだが、その姿はわずかしかなかったような気がする。

 ブルース・ウェインの姿のままで、様々な困難に突き当たっていく様が描かれている方が多かったな。

 ベインの他に、アン・ハサウェイ演じるキャット・ウーマンも登場し、バットマンの敵か味方か判らぬ謎の存在となっている。

 荒廃した街で、不条理な裁判が行われたりするが、そこで裁判長となっていたのは、キリアン・マーフィ演じるスケアクロウだったな。
 このキャラ、3作通じて登場しているが、全てわずかな登場シーンである。

 そして、街をベインの支配から解放しようと闘いを挑む一人、ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるジョン・ブレイクが活躍する。

 捕らえられたブルース・ウェインがどのようにしてそこから脱出するのか。
 ベインに支配されたゴッサム・シティを解放することができるのか。

 ちょっとクライマックスに明かされる真実は、そこまでいくか、という感じだったが、ヒーローものとしては、前作に続いて、恐怖と葛藤を映し出し、ダークな雰囲気は変わらず、話の展開としては、惹き込まれるものはあった。

 一応完結篇ということなので、本作でシリーズは打ち止めなのかな。
 ただ、ラストに映されたものは、これから新たな展開を思わせるものだっただけに、これで終止符というのは、もったいない感じもするな。

/5

監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ
    ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール、モーガン・フリーマン、マシュー・モディーン
    リーアム・ニーソン、キリアン・マーフィ、アロン・モニ・アブトゥブール、ベン・メンデルソーン、バーン・ゴーマン
於:新宿ピカデリー

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