11-334「スイッチを押すとき」(日本)
希望があるから、絶望する
10代の自殺が激増した20XX年、政府は青少年自殺抑制プロジェクトを発足、全国から10歳の子供たちをランダムに選んで監禁、心臓に埋め込んだ自殺装置をいつでも起動できるようスイッチを持たせてその経過を観察していく。 多くの子供たちが次々とスイッチを押していく中、とある施設では、6名の子供たちが7年間も生き続けていた。
そんな彼らの前に謎めいた新任の看守・南洋平が現われ、優しく接して心を開かせていくが。(「allcinema」より)
スイッチを押すとき - goo 映画
「リアル鬼ごっこ」の原作者・山田悠介の人気ライトノベルを映画化したサスペンス・ドラマ。
若者の原因を探るという名目で、10歳の子供たちが自殺装置を持たされ、実験材料とされる。
それから7年、生き続けた6人の若者がいる施設があり、そこに新たな看守・南が派遣される。
何かと被験者たちに心優しい態度を見せる南であるが、彼が現れてから、それまで7年生き続けた仲間が自殺し始め、被験者の一人である高宮真紗美は、南に対して疑念を抱くようになる。
山田悠介原作の作品というと「リアル鬼ごっこ」の他に「アバター Avatar」や「×ゲーム(バツゲーム)」などがあり、なかなか設定やつかみは面白そうな作品が多い。
しかし、どうも展開がまったりというか、今ひとつなものが多くて、最後には消化不良な感じがすることも多い。
本作も南が現れてからの前半は非常に興味深く、これまで7年間自殺しなかった子供たちが、次々と心臓に埋め込まれた起爆装置のスイッチを押していく、という展開に、果たして南は救世主なのかどうか。
もし、違うのなら、真紗美たちは抵抗する術があるのか、など先の展開が気になってくる。
果たしてこの先どんどん子供たちは追い詰められていくのか、それとも南の目的を阻止できるのか、非常に興味深く観られた。
後半は一転した展開で、舞台も施設内から外の世界へと変わっていくのだが、そこからは普通の逃亡劇という感じになってしまったな。
それでも南の思惑は他にもあるのではないかと、ちょっと疑う気持ちは消えなかったのだが。
サスペンスフルな前半から、後半はヒューマン・ドラマと変わっていき、正直トーン・ダウンしたような感じはするな。
ドラマティックと言えばそれまでだが、ロマンスっぽい雰囲気も生まれて、ラストは切ない幕切れになっている。
正直救いのない結末だったな、という印象で、結局ここまで生きてきた被験者の若者たちであるが、施設内でも外の世界でも、彼らの生きる場所はもうなかったのだな。
南を演じたのは小出恵介であるが、ちょっと秘密を持った男がよく合っていたな。


/5
監督:中島良
出演:小出恵介、水沢エレナ、佐野和真、真司郎、阪本奨悟、太賀
菅野莉央、福士誠治、鈴木砂羽、小倉久寛、田中哲司、西村雅彦
於:新宿武蔵野館
10代の自殺が激増した20XX年、政府は青少年自殺抑制プロジェクトを発足、全国から10歳の子供たちをランダムに選んで監禁、心臓に埋め込んだ自殺装置をいつでも起動できるようスイッチを持たせてその経過を観察していく。 多くの子供たちが次々とスイッチを押していく中、とある施設では、6名の子供たちが7年間も生き続けていた。
そんな彼らの前に謎めいた新任の看守・南洋平が現われ、優しく接して心を開かせていくが。(「allcinema」より)
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「リアル鬼ごっこ」の原作者・山田悠介の人気ライトノベルを映画化したサスペンス・ドラマ。
若者の原因を探るという名目で、10歳の子供たちが自殺装置を持たされ、実験材料とされる。
それから7年、生き続けた6人の若者がいる施設があり、そこに新たな看守・南が派遣される。
何かと被験者たちに心優しい態度を見せる南であるが、彼が現れてから、それまで7年生き続けた仲間が自殺し始め、被験者の一人である高宮真紗美は、南に対して疑念を抱くようになる。
山田悠介原作の作品というと「リアル鬼ごっこ」の他に「アバター Avatar」や「×ゲーム(バツゲーム)」などがあり、なかなか設定やつかみは面白そうな作品が多い。
しかし、どうも展開がまったりというか、今ひとつなものが多くて、最後には消化不良な感じがすることも多い。
本作も南が現れてからの前半は非常に興味深く、これまで7年間自殺しなかった子供たちが、次々と心臓に埋め込まれた起爆装置のスイッチを押していく、という展開に、果たして南は救世主なのかどうか。
もし、違うのなら、真紗美たちは抵抗する術があるのか、など先の展開が気になってくる。
果たしてこの先どんどん子供たちは追い詰められていくのか、それとも南の目的を阻止できるのか、非常に興味深く観られた。
後半は一転した展開で、舞台も施設内から外の世界へと変わっていくのだが、そこからは普通の逃亡劇という感じになってしまったな。
それでも南の思惑は他にもあるのではないかと、ちょっと疑う気持ちは消えなかったのだが。
サスペンスフルな前半から、後半はヒューマン・ドラマと変わっていき、正直トーン・ダウンしたような感じはするな。
ドラマティックと言えばそれまでだが、ロマンスっぽい雰囲気も生まれて、ラストは切ない幕切れになっている。
正直救いのない結末だったな、という印象で、結局ここまで生きてきた被験者の若者たちであるが、施設内でも外の世界でも、彼らの生きる場所はもうなかったのだな。
南を演じたのは小出恵介であるが、ちょっと秘密を持った男がよく合っていたな。


/5監督:中島良
出演:小出恵介、水沢エレナ、佐野和真、真司郎、阪本奨悟、太賀
菅野莉央、福士誠治、鈴木砂羽、小倉久寛、田中哲司、西村雅彦
於:新宿武蔵野館


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