10-281「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」(スウェーデン)

封印された過去 
 宿敵ザラとの直接対決で瀕死の重傷を負ったリスベット。ミカエルによって発見された彼女は、一命は取り留めたものの、厳重監視の病室で外部との接触さえも困難な状態に置かれてしまう。
 そんな中、亡命スパイのザラを利用して数々の犯罪に手を染めてきた秘密組織が、国家的スキャンダルを闇に葬り去ろうとリスベットはじめ関係者の口封じに動く。そして彼女の運命を狂わせた精神科医ペーテル・テレボリアンと共謀し、リスベットを精神病院送りにするべく狡猾に立ち回っていく。
 対してミカエルは、妹でもある敏腕弁護士アニカ・ジャンニーニ、リスベットを雇用する警備会社社長ドラガン・アルマンスキーら彼女の数少ない理解者たちを総動員して“狂卓の騎士”を結成し、巨悪に立ち向かっていく。
 そしてついに、舞台は法廷での全面対決の時を迎えるが。(「allcinema」より)

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 - goo 映画

 「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」「ミレニアム2 火と戯れる女」に続く、スティーグ・ラーソン原作のミステリー3部作の完結篇。

 前作のラストに瀕死の重傷を負った、リスベットとザラなる人物が入院中の病院で命を狙われるところから物語が始まる。

 副題になっている〝眠れる女〟というのは重傷で身動きの取れないリスベットのことを指しているみたいで、〝供託の騎士〟は、そんな彼女を救おうとする周囲の人々のことを指しているようだが、基本的にはミカエル一人のような気がしないでもないな。

 精神病患者として、法廷にかけられるリスベットを救うために、ミカエルが奔走し、巨悪な陰謀を明るみに出すと共に、リスベットが囚われていた過去も解き放つというもの。

 法廷にかけられる身でありながら、あの奇抜な装いのリスベットには多少驚いたところもあるが、容疑者収監というわけでもなかったので、別にいいのかな。

 リスベットを救うために、ミカエルたちが調査をしながら、徐々に明るみに出る陰謀というのは、正直さほど驚きもしなかったし、ミカエルの妹で、辣腕弁護士でもあるアニカがもっと弁護でまくし立てるかと思えば、そうでもなかったな。

 しかし、リスベットの運命を変えたとも言える精神科医ペーテル・テレボリアンを完膚なきまでに打ち倒すという展開は、なかなかスッとしたものがあった。

 巨悪の陰謀を暴くという様相よりも、一人の女性が自分を取り戻し、それを助けようとする人々に焦点を当てた感じだったな。

 法廷シーンは、緊迫感があるものでもなかったが、精神科医ペーテル・テレボリアンらが主張する事柄が覆されていくところは、面白かった。

 前作から登場した、金髪の巨人、ロナルド・ニーダーマンの行く末が最後まで決着着かなかったので、もしかするとリスベットが・・・なんてことも思ったが、さすがにそれはなかったな。

 やっぱり3部作を一年の間で全て観られたというのは良かったな。
 特に本3部作で期間を開けられたら、判らないところが余計に判らなくなってしまったかもしれないな。

 1作目のような、リスベットとミカエルの調査モノをもっと観たかった気はするな。

/5
 
監督:ダニエル・アルフレッドソン
出演:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、アニカ・ハリン、レナ・エンドレ、アンデシュ・アルボム・ローゼンダール
    ハンス・アルフレッドソン、ヤコブ・エリクソン、ソフィア・レダルプ、ミカエル・スプレイツ、ニコラス・ファルク
於:渋谷シネマライズ
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