10-45「パラノーマル・アクティビティ」(アメリカ)

不条理な悪さ
 平凡な一軒家で幸せに暮らす若いカップル。しかし毎晩寝付いた後に家の様子がいつもと変わっていることに気づく。
 自分たちの家に起こっている“何か”を確認するため、彼らは生活の一部始終をビデオカメラで撮影することにする。真夜中、2人が眠りについた後、何が起きているのか。
 ビデオには衝撃の映像が映っていた。(「goo映画」より)

パラノーマル・アクティビティ - goo 映画

 低予算で製作され、アメリカでは限定レイト・ショーの公開で始まったが、口コミによる話題で、公開館数を増やしていき、ついには興収1億ドルを突破したという作品。

 本作の話題を誘ったのが、予告編で流された試写会での観客の恐怖の表情。
 日本でも一度だけ予告を観たことあるが、確か同じような設定を使っていたような。

 あるカップルが部屋で起こる超常現をビデオに収め始めるが、次々と彼らに降りかかる怪奇現象をドキュメンタリー・タッチで描いているのだが、同じような作品で、同じようにヒットしたというと、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を思い出すな。

 日本でもこういうドキュメント・タッチのホラーって「ノロイ」「オカルト」「遺物 未解決事件流出証拠検証記録」など結構多いな。

 いずれにしても、怖さというより、驚かせる方が多いだろうな、と思って、かなり身構えての鑑賞であった。

 物語は、超常現象に悩まされるという女性・ケイティのために、同棲している恋人・ミカがそれを確認するためにビデオ・カメラを購入し、一部始終を撮影しようとするところから始まる。

 このビデオ・カメラに収められた映像が全てであり、二人の生活が映し出されていくのだが、基本的に怪奇現象が起こるのは夜。昼間は二人の他愛のないやり取りだけが収められていく。
 それも終盤には憔悴していく二人の映像に変わっていくのだが。

 およそ1ヶ月間の映像が映し出されるが、夜、寝室で眠っている二人の映像が流れると、やがて怪奇現象が映し出されていく。

 最初の方は、それ程大したことのない現象であるが、日にちが進むにつれ、だんだんとエスカレートしていく。

 夜の寝室の映像になるたびに、次は一体どんなことが起こるのだろう? と興味を惹かれるし、ちょっとドキドキしながら身構えて、更に何も見逃さないぞ、という気持ちでジッと映像を見つめてしまった。

 かなり驚かされることを覚悟していたためか、観終わった後、それ程驚かされたという印象は残らなかったな。
 アメリカであれだけヒットし、話題となった割には、ちょっと肩透かしだったかな。

 怪奇現象にリアリティを追求し過ぎたためか、物足りない部分が多かった。
 ラスト・シーンにあるような、もうちょっとハッタリをかけた映像を挿し込んでも良かったのではなかったかな。

 作品の内容が内容だけに、最初から最後まで興味惹かれて観ることはできたが、ホッとしたような、物足りなかったような微妙な感想になった作品だった。

/5

監督:オーレン・ペリ
出演:ケイティ・フェザーストーン、ミカ・スロート、マーク・フレドリックス
    アンバー・アームストロング、アシュリー・パーマー
於:TOHOシネマズ日劇


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