10-42「サベイランス」(カナダ)
あなたが誰だか知っている
サンタ・フェの田舎町で起きている猟奇殺人事件の捜査に乗り出したFBI捜査官のエリザベスとサム。2人は殺人現場に居合わせた3人の目撃者を事情聴取するため、彼らが保護された地方警察を訪れる。
その3人とは、同僚を目の前で殺され自らも傷を負った警察官ジャック、彼氏を殺されたコカイン中毒のボビー、そして家族を目の前で惨殺された8歳の少女ステファニー。
そんな悲劇に見舞われた彼らをひとりずつ取り調べるエリザベスとサムだったが、ジャックとボビーはそれぞれ自らの悪事を隠したありきたりの証言に終始し、ステファニーは事件の影響による大人への不信感から真実を語ることを拒否したまま。
こうして3人の証言が二転三転し食い違いが生じる中、エリザベスとサムは何としても事件の手掛かりを掴むべく証言を検証していくが。(「allcinema」より)
サベイランス - goo 映画
「マルホランド・ドライブ」や「インランド・エンパイヤ」のデヴィッド・リンチの娘・ジェニファー・リンチの監督作品。
デヴィッド・リンチも製作に携わっているということで、リンチ得意の不条理ワールドがまたまた観られるのかと思ったが、さすがに父親とは違ったな。
でも、このラストはある意味不条理と言えるかもしれない。
このラストには絶賛と非難の声が錯綜しているらしいが、個人的にはこのラストは有りだと思うし、結構好きかもしれない。
田舎町のハイ・ウェイで凄惨な殺人現場に居合わせた3人の証言をとるため、アンダーソンとハラウェイの2人のFBI捜査官がやって来る。
彼らの証言を聞くが、それぞれの証言には微妙な食い違いが。
冒頭すでに事件は発生しており、3人の証言によって、フラッシュ・バック映像でストーリーが綴られていく。
「羅生門」を意識した設定ということらしいが、それぞれ隠したいことを口にすることなく、証言を進めていき、更に8歳の少女・ステファニーはショックから真実を語ることを拒否し、証言は混沌としていく。
中盤まで、そんな証言のやり取りが続いていき、物語の真相になかなか行き着かないような感じで、ハイ・ウェイでの警官たちの悪行などを見せたりするだけで、少々焦れてくるところがある。
ジェニファー・リンチは本作が初監督ではなく、14年前に「ボクシング・ヘレナ」という作品を監督している。
一応「ボクシング~」も観ているのだが、これもなかなか本筋に行き着かない感じがしたという記憶があるな。
終盤真実が明らかになってから、狂気の世界へと移っていくのだが、何となくその真実は、それまでの幾つかの台詞や仕草などから推測できなくもなかったな。
それにしても、終盤の展開からいくと、前半の証言のシーンはどのような意味を持つのだろうか? という疑問が浮かばなくもない。
それに、その現場から冒頭に至るまでの状況が今ひとつ掴み辛かったな。
連続猟奇殺人事件や、ハイ・ウェイでの事件など、かなり凄惨で残虐なシーンもあって、更にこのラスト。
好き嫌いが分かれる作品かもしれないな。
自分は結構好きなのだが。
タイトルの「サベイランス」は〝監視〟や〝見張り〟などの意味があるのだが、これは証言シーンのカメラ撮影を指しているのかな、と思うが、もしかすると最後に残ることのできた人物の観察をも指しているのではないかな、なんて思ったりもする。
いずれにしても、後味はあまりよろしくないかも。


+/5
監督:ジェニファー・リンチ
出演:ジュリア・オーモンド、ビル・プルマン、フレンチ・スチュワート、ペル・ジェームズ
ライアン・シンプキンス、マイケル・アイアンサイド、ケント・ハーパー
於:シアターN渋谷
サンタ・フェの田舎町で起きている猟奇殺人事件の捜査に乗り出したFBI捜査官のエリザベスとサム。2人は殺人現場に居合わせた3人の目撃者を事情聴取するため、彼らが保護された地方警察を訪れる。
その3人とは、同僚を目の前で殺され自らも傷を負った警察官ジャック、彼氏を殺されたコカイン中毒のボビー、そして家族を目の前で惨殺された8歳の少女ステファニー。
そんな悲劇に見舞われた彼らをひとりずつ取り調べるエリザベスとサムだったが、ジャックとボビーはそれぞれ自らの悪事を隠したありきたりの証言に終始し、ステファニーは事件の影響による大人への不信感から真実を語ることを拒否したまま。
こうして3人の証言が二転三転し食い違いが生じる中、エリザベスとサムは何としても事件の手掛かりを掴むべく証言を検証していくが。(「allcinema」より)
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「マルホランド・ドライブ」や「インランド・エンパイヤ」のデヴィッド・リンチの娘・ジェニファー・リンチの監督作品。
デヴィッド・リンチも製作に携わっているということで、リンチ得意の不条理ワールドがまたまた観られるのかと思ったが、さすがに父親とは違ったな。
でも、このラストはある意味不条理と言えるかもしれない。
このラストには絶賛と非難の声が錯綜しているらしいが、個人的にはこのラストは有りだと思うし、結構好きかもしれない。
田舎町のハイ・ウェイで凄惨な殺人現場に居合わせた3人の証言をとるため、アンダーソンとハラウェイの2人のFBI捜査官がやって来る。
彼らの証言を聞くが、それぞれの証言には微妙な食い違いが。
冒頭すでに事件は発生しており、3人の証言によって、フラッシュ・バック映像でストーリーが綴られていく。
「羅生門」を意識した設定ということらしいが、それぞれ隠したいことを口にすることなく、証言を進めていき、更に8歳の少女・ステファニーはショックから真実を語ることを拒否し、証言は混沌としていく。
中盤まで、そんな証言のやり取りが続いていき、物語の真相になかなか行き着かないような感じで、ハイ・ウェイでの警官たちの悪行などを見せたりするだけで、少々焦れてくるところがある。
ジェニファー・リンチは本作が初監督ではなく、14年前に「ボクシング・ヘレナ」という作品を監督している。
一応「ボクシング~」も観ているのだが、これもなかなか本筋に行き着かない感じがしたという記憶があるな。
終盤真実が明らかになってから、狂気の世界へと移っていくのだが、何となくその真実は、それまでの幾つかの台詞や仕草などから推測できなくもなかったな。
それにしても、終盤の展開からいくと、前半の証言のシーンはどのような意味を持つのだろうか? という疑問が浮かばなくもない。
それに、その現場から冒頭に至るまでの状況が今ひとつ掴み辛かったな。
連続猟奇殺人事件や、ハイ・ウェイでの事件など、かなり凄惨で残虐なシーンもあって、更にこのラスト。
好き嫌いが分かれる作品かもしれないな。
自分は結構好きなのだが。
タイトルの「サベイランス」は〝監視〟や〝見張り〟などの意味があるのだが、これは証言シーンのカメラ撮影を指しているのかな、と思うが、もしかすると最後に残ることのできた人物の観察をも指しているのではないかな、なんて思ったりもする。
いずれにしても、後味はあまりよろしくないかも。


+/5監督:ジェニファー・リンチ
出演:ジュリア・オーモンド、ビル・プルマン、フレンチ・スチュワート、ペル・ジェームズ
ライアン・シンプキンス、マイケル・アイアンサイド、ケント・ハーパー
於:シアターN渋谷

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