09-308「SAW6 ソウ6」(アメリカ)
ためされることなく、立ち去るか?
残酷な殺人現場でFBI捜査官ストラムの遺体が発見される。そして、その現場に残された指紋などから彼がジグソウの後継者とみなされ、一連の事件はようやく終焉を迎えたかに思われた。
しかし、そんな世間の風評に疑問を抱いたストラムの上司エリクソンは独自に捜査を継続し、難を逃れていたホフマンは徐々に追いつめられていく。
一方、亡きジグソウが残した遺言と遺品の扱いに困惑する彼の前妻ジル。やがて彼女は、それらの封印を解き、ジグソウの真の後継者を知ることとなる。
そのさなか、男が一人、密室に監禁されていた。また、彼の前には6人の関係者が拘束されており、何者かによって強制的に迫られる彼の選択で6人の生死が左右される新たなゲームが始まるのだが。(「allcinema」より)
ソウ6 - goo 映画
毎年この時期に公開されるソリッド・シチュエーション・スリラーの第6弾。
だんだんと最初の作品からは、その趣旨が変わっていった感があったものの、内容的には、なかなか面白いシリーズであったのだが、ちょっと前作の「SAW5 ソウ5」で物足りなさを感じてしまった。
しかも〝ファイナルか?〟と謳われていたが、さすがにあれでシリーズ打ち止めというのは不完全燃焼ということで、やっぱり今年も続編である本作が公開された。
本作の前に第1作から第5作までの特別ダイジェスト版の映像が流された。「トランスポーター3 アンリミテッド」の時と同じだったが、大まかなストーリーは覚えているので、特別必要な映像でもなかったかな。
本作は、再びゲームが話の主流に戻ったようで、ある一人の男がゲームに参加させられる様子を描いていくが、自分の体に何か仕掛けられているということではなく、指示に従って、次々と部屋を訪れ、そこで試されるという設定。
「3」のジェフや「4」のリッグと同じ状況である。
そのゲームの話と並行して、前作でその中身が明かされなかった、ジグソウが元妻・ジルに残した遺品の中身、そしてジグソウの後にゲームを仕掛けているホフマンについて描かれている。
「AFTER DARK HORRORFEST*JAPAN 2009」など、最近ホラーを観る機会が多かったのだが、それらの作品と比べると、本作はホラーではないが、緊迫感や圧倒される雰囲気はやっぱり一線を画すような感じだったな。
まあやたらと血が流れたり、ライフルで吹っ飛ばされたりするシーンはスプラッタではある。
映像やゲームの内容、音楽などで煽っていくところは、緊迫感が増していき、観終わった後は、どっと疲れが出る感じだった。
男が試されるそれぞれのゲームでのシーンも結構緊張させられたし、ちょっと驚かされたのは、最後の部屋での母、息子と女性ジャーナリストの、男との関係。
特に母、息子はてっきり違う風に取ってしまっていたので、軽く驚かされた。
遺品の中身が明かされた時点とかつてジグソウが語っていた言葉からして、ジル、ホフマンについてのストーリーは何となく予測のつくものであったな。
こちらのエピソードでは、さほど驚くこともなく、最後の仕掛けもちゃんとその理由について語られるフラッシュ・バックはなかったような気がして、あまり衝撃的な印象はなかった。
4作目までの、ゲームの展開での緊迫感は戻っていたので、そこのあたりは充分楽しませてもらった。
本作でも、必ずしも全てが終わったようには思えないので、やっぱり続編があるのかな。
この直後からストーリーが始まる気がする。



-/5
監督:ケヴィン・グルタート
出演:トビン・ベル、コスタス・マンディラー、ベッツィ・ラッセル
マーク・ロルストン、ピーター・アウターブリッジ、ショウニー・スミス
於:シネマサンシャイン池袋
残酷な殺人現場でFBI捜査官ストラムの遺体が発見される。そして、その現場に残された指紋などから彼がジグソウの後継者とみなされ、一連の事件はようやく終焉を迎えたかに思われた。
しかし、そんな世間の風評に疑問を抱いたストラムの上司エリクソンは独自に捜査を継続し、難を逃れていたホフマンは徐々に追いつめられていく。
一方、亡きジグソウが残した遺言と遺品の扱いに困惑する彼の前妻ジル。やがて彼女は、それらの封印を解き、ジグソウの真の後継者を知ることとなる。
そのさなか、男が一人、密室に監禁されていた。また、彼の前には6人の関係者が拘束されており、何者かによって強制的に迫られる彼の選択で6人の生死が左右される新たなゲームが始まるのだが。(「allcinema」より)
ソウ6 - goo 映画
毎年この時期に公開されるソリッド・シチュエーション・スリラーの第6弾。
だんだんと最初の作品からは、その趣旨が変わっていった感があったものの、内容的には、なかなか面白いシリーズであったのだが、ちょっと前作の「SAW5 ソウ5」で物足りなさを感じてしまった。
しかも〝ファイナルか?〟と謳われていたが、さすがにあれでシリーズ打ち止めというのは不完全燃焼ということで、やっぱり今年も続編である本作が公開された。
本作の前に第1作から第5作までの特別ダイジェスト版の映像が流された。「トランスポーター3 アンリミテッド」の時と同じだったが、大まかなストーリーは覚えているので、特別必要な映像でもなかったかな。
本作は、再びゲームが話の主流に戻ったようで、ある一人の男がゲームに参加させられる様子を描いていくが、自分の体に何か仕掛けられているということではなく、指示に従って、次々と部屋を訪れ、そこで試されるという設定。
「3」のジェフや「4」のリッグと同じ状況である。
そのゲームの話と並行して、前作でその中身が明かされなかった、ジグソウが元妻・ジルに残した遺品の中身、そしてジグソウの後にゲームを仕掛けているホフマンについて描かれている。
「AFTER DARK HORRORFEST*JAPAN 2009」など、最近ホラーを観る機会が多かったのだが、それらの作品と比べると、本作はホラーではないが、緊迫感や圧倒される雰囲気はやっぱり一線を画すような感じだったな。
まあやたらと血が流れたり、ライフルで吹っ飛ばされたりするシーンはスプラッタではある。
映像やゲームの内容、音楽などで煽っていくところは、緊迫感が増していき、観終わった後は、どっと疲れが出る感じだった。
男が試されるそれぞれのゲームでのシーンも結構緊張させられたし、ちょっと驚かされたのは、最後の部屋での母、息子と女性ジャーナリストの、男との関係。
特に母、息子はてっきり違う風に取ってしまっていたので、軽く驚かされた。
遺品の中身が明かされた時点とかつてジグソウが語っていた言葉からして、ジル、ホフマンについてのストーリーは何となく予測のつくものであったな。
こちらのエピソードでは、さほど驚くこともなく、最後の仕掛けもちゃんとその理由について語られるフラッシュ・バックはなかったような気がして、あまり衝撃的な印象はなかった。
4作目までの、ゲームの展開での緊迫感は戻っていたので、そこのあたりは充分楽しませてもらった。
本作でも、必ずしも全てが終わったようには思えないので、やっぱり続編があるのかな。
この直後からストーリーが始まる気がする。




監督:ケヴィン・グルタート
出演:トビン・ベル、コスタス・マンディラー、ベッツィ・ラッセル
マーク・ロルストン、ピーター・アウターブリッジ、ショウニー・スミス
於:シネマサンシャイン池袋
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