09-183「呪怨 黒い少女」(日本)

産まれなかった怨み
 看護師の裕子は、芙季絵という少女を担当するようになってから、奇妙な体験に悩まされていた。それは、生まれてくることのできなった者の怨みが少女を蝕み、さらに周囲にも恐ろしい呪いを振りまいていたのだ。
 医者の力ではどうにもならないと悟った芙季絵の母は、霊能力の強い妹・真理子を頼り、除霊が行われることになるが。(「allcinema」より)

呪怨 黒い少女 - goo 映画

 ビデオ版「呪怨」の10周年企画で製作された2本のうちの1本。「呪怨 白い老女」に続いての上映。

 「白い老女」と話が続いているわけでなく、全く別の話である。繋がっているとすれば、アッキーナ演じるあかねの父親であった宮川一朗太演じるタクシー運転手がちょっと出てきたぐらいか。
 この父親は7年前に失踪しているから、7年前以前の話もあるということかな。

 本作でも一家3人惨殺事件の報道から始まっており、ストーリーが進んでいくうちに、その事件の真相が明らかになっていくというもの。

 冒頭のシーンには驚かされた。女の子・芙季絵が倒れるのだが、そのシーンがいきなりで、更にあの恐ろしい声が聞こえてくる。

 この女の子・芙季絵の体の中で、産まれることのなかった双子のもう一人の子の怨みが、芙季絵も含め、周囲の人物を恐怖に曝していくのだが、何となく「呪怨」というイメージではなかったな。

 新たな「呪怨」の始まりというところだろうか。

 本作も60分ぐらいの話の中で、多くの人物のエピソードを詰め込んでいるので、話はどんどん進んでいき、すぐに恐怖シーンがやって来る。

 どうも時間軸が行ったり来たりしているようだが、展開が早いので、ちょっとそこのあたりを把握する間もなく、次のシーンへと移っているので、消化しきれなかったかな。
 
 芙季絵の母の妹が霊能者らしき役柄で登場して、除霊を行うのだが、そのシーンも一つのクライマックスだろうが、盛り上がりと緊迫感には欠けていた。

 今回は「黒い少女」ということだったが、実際「黒い少女」はそんなに登場しなかったような気がする。もうちょっと「黒い少女」の登場で怖がらせてもらいたかったな。

 一応加護亜依が本作の主演ということになっているが、アッキーナと同じでエピソード中の一人という感じである。確かに登場時間は多めだったようだ。
 加護亜依演じる看護士・裕子の隣人の青年が、劇中で「あんなに美人なのに、云々」という台詞を言っていたが、そういう役柄にはちょっと合っていなかったな。

 本作は視覚的恐怖も弱めだったかな、と感じる。こう考えると、やっぱり「呪怨」は伽耶子があっての怖さだったんだな、という気がする。
 本作でも俊雄くんがちょっとだけ登場。もちろん話には絡んでいない。

+/5

監督:安里麻里
出演:加護亜依、瀬戸康史、中村ゆり、高樹マリア、松本花奈
    中園友乃、次原かな、重山邦輝、松嶋亮太、勝村政信
於:新宿バルト9

呪怨 黒い少女 [DVD]
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2009-09-21

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