09-125「スラムドッグ$ミリオネア」(イギリス)

その答えは運命が知っている
 インドの国民的人気番組“クイズ$ミリオネア”。この日、ムンバイ出身の青年ジャマールが、次々と難問をクリアし、ついにいまだかつて誰も辿り着けなかった残り1問までやって来た。
 ところが、1日目の収録が終わりスタジオを後にしようとしたジャマールは、イカサマの容疑で警察に逮捕されてしまう。スラム育ちの孤児でまともな教育を受けたこともないジャマールがクイズを勝ち抜けるわけがないと決めつけ、執拗な尋問と拷問を繰り返す警察。
 ジャマールは自らの無実を証明するため、これまでに出された問題の答えは、すべてストリートで生きながら学んだと、その過酷な過去を語り始めるのだったが。(「allcinema」より)

スラムドッグ$ミリオネア - goo 映画

 本年度アカデミー作品賞も獲得し、他でも多くの映画賞を獲得した作品。

 インドのスラム街・ムンバイで生まれ育った一人の青年・ジャマールが、史上最高額まであと一問までせまったその背景と運命を描いていく。

 期待に違わぬ面白さだった。

 クイズ番組のイカサマ容疑で逮捕されたジャマールが、その問題の答えを得ることになった過酷な人生を振り返るように描いていく。

 いきなり電気ショックの拷問から始まるから、この先一体どんな酷い目に遭うのかと心配したが、そこから先、尋問にあたった警部はちゃんとジャマールの話を聞き始めるので、ホッとしたような、肩透かしを食ったような気分。

 ジャマールが答えを得た多くの出来事は、貧困や宗教問題、犯罪などが絡んで、現在のインドの問題を提起しているのかもしれない。

 そんな状況を潜り抜けてきたジャマールだが、最初から最後まで思い続けたのは、幼い頃に出逢った一人の女性・ラティカ。
 彼女と出逢い、別れ、また出逢い、そして別れ。クイズの行方も気になるところだが、このラティカと再び巡り会って、一緒になることができるのか、というのも気になる要素の一つとなっている。

 ジャマールの過酷な運命ということになっているが、それ程ひどい目に遭うというシーンは描かれておらず、ストリートで生きる少年たちという点では、よくあるような展開だったかな。
 ちょっとした笑いなんかも含んでいて、疾走感と爽快感溢れる作品となっている。

 生きるために色々体験することになるジャマールだが、タージ・マハルや屋外劇場でのシーンは、逆の立場から見ると、やっぱり海外旅行の際には注意しなければいけないな、という気になったな。

 ジャマールはその人生で体験したことで、クイズの問題を答えていったが、我々も日常生活を色々なことに注意して生きていけば、多くの知識を得ることができるのかもしれないな。
 そんな風に思いながらも、この作品で出された問題も答えもほとんど忘れてしまった。

 よくよく考えるとベタな展開の話ではあるし、ラストはある意味予想できる結末であったが、意外と緊迫感もあって、良かったな。
 感動という面はちょっと薄いかも。

 本作はイギリス映画であるが、インドが舞台ということで、インド映画らしい歌と踊りのシーンもあって、最後まで楽しませてくれた。

/5

監督:ダニー・ボイル
出演:デーヴ・パテル、アニル・カプール、イルファン・カーン、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント
    アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール、アズルディン・モハメド・イスマイル、ルビーナ・アリ
於:TOHOシネマズシャンテ
スラムドッグ$ミリオネア
ユニバーサル インターナショナル
2009-04-01
サントラ

ユーザレビュー:
内容は良いんだけど… ...
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