215「同窓会」(日本)

悲劇は勘違いで喜劇になる
 30代半ばを過ぎ、映画プロデューサーとして活躍する南克之(かっつ)は、年下の新進女優・大崎めぐみと浮気の末、高校時代の初恋の相手だった妻・雪に離婚を切り出す。雪はあっさりそれを承諾する。しかし、その報せを聞いた高校の同級生・浪越文太(ぶんちゃん)は激怒する。新作のロケのため故郷・長崎の島原へと帰っていた克之は高校時代の雪を思い返し、感慨にふけっていた。
 そんな折、同じく高校の同級生で東京にいる石川えり(ひめ)から雪に関する衝撃的な報せを受け、克之は雪のためにできることを考えるのだった。

同窓会 - goo 映画

 30代半ばを過ぎた男が本当に大事なものを見つけ出し、奔走するストーリー。
 監督のサタケミキオは実は主人公・克之を演じた宅間孝行と同一人物らしいが、大ヒットTVドラマの脚本を手がけた人物で、更に劇団の主宰者らしい。
 なかなかこの作品も話はうまくできていたと思う。克之と雪の離婚からストーリーは始まるが、そこに高校時代の同級生が絡み、更に高校時代の彼らのエピソードも同時に流され、懐かしさも感じさせる作品である。
 
 現在のストーリーは、悲劇のストーリーとして進行していくが、実はここにミソがある。観ている方としては途中で雪の件も気付いていくだろうし、高校時代に雪がいつも一緒にいる中垣くんのことも、克之と雪の結婚式のエピソードで気付くかも。それでも雪のためにと奔走する克之は悲しみに暮れているが、その悲劇が笑いに感じる。
 悲劇と喜劇を同時に観させるというなかなかよくできたストーリーだったのではないだろうか。結構ラストの方は涙がこぼれそうになる。

 現在と高校時代のストーリーを並行的に進めていくが、島原を舞台とした高校時代のストーリー。主な人物は6人だが、現在と高校時代のキャストがなかなかよく似ている。雪の高校時代を演じた尾高杏奈はなかなか可愛らしい子であった。
 高校時代の懐かしさを感じさせ、同窓会に出てみたいな、とちょっと思わせる作品。
 高校時代のエピソードとして「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の1コーナー、「勇気を出して初めての告白」が登場。兵藤ゆきも登場で、これまた懐かしさを感じさせる演出である。

/5

監督:サタケミキオ
出演:宅間孝行、永作博美、鈴木砂羽、二階堂智、阿南敦子、飯島ぼぼぼ、尾高杏奈、兼子舜、渡辺大
   西村清孝、笑福亭鶴瓶、うつみ宮土理、中村獅童、兵藤ゆき、渡辺いっけい、片桐仁、北村一輝、佐藤めぐみ
於:池袋シネマ・ロサ
同窓会 デラックス版 [DVD]
ジェネオン エンタテインメント
2009-01-23

ユーザレビュー:
ネタバレしない程度に ...
青春ノスタルジーサタ ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


"215「同窓会」(日本)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント