249「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(アメリカ)

日本で始まり、日本で終わる
 宇宙線を浴びて超能力を身につけた4人組、リード、スー、ジョニー、ベンは今や全米が注目するセレブとなっていた。リードとの結婚を控え、少々マリッジ・ブルー気味のスー。一方スーの弟ジョニーは騒がれることに満更でもない様子。
 そして全米が注目するリードとスーの結婚式当日世界中に異常気象などの異変を起こしている謎の閃光が飛来する。追いかけるジョニーは、銀色に輝く生命体に遭遇する。更に彼に触れたことで能力にも異変が起こる。
 この銀色の男こそ、宇宙からの使者シルバーサーファーだった。彼が現れた星は8日以内に滅びるという。それを知った4人は、世界各地を飛び回るシルバーサーファーを捕らえようとするが。

 マーベル・コミックの実写化第2弾。

 90分という長さはコンパクトにまとまっているようだが、そのためかちょっと色々なシーンがあっさりと流されてしまった感を受ける。ヒーローとなってしまったが故の悩みなども深く描ききれなかったようだ。偶然にもヒーローとなってしまった者の悩みというのは 「スパイダーマン」 も同じだが、「スパイダーマン」ほどじっくりと描かれていない。
 同じく、登場するシルバーサーファーという謎の男。シリーズでは人気のキャラクターの一人らしいが、彼の背景、ファンタスティック・フォーとの関わりなどももう少し描いてほしかったな。

 ファンタスティック・フォーが活躍するのは、アメリカだけでなくロンドンや中国など、ワールド・ワイドに展開するのだが、何故かそれほど壮大さも感じられなかったな。

 逆に言えば、だらだらとしておらず、展開もスピーディで飽きることもないかもしれない。元来コミックということを考えれば、これぐらいの感じで充分か。笑わせるシーンもあるし、お約束になりそうなスーの一糸まとわぬ姿もあり。それに4人で力を合せて戦うというのは、いい感じである。
 1作目でも感じたが、どうも今ひとつ彼らの能力を格好いいとは感じられないんだな。一番格好いいと思えるのはスーかもしれない。

 このところのハリウッド大作では、 「トランスフォーマー」 でも 「オーシャンズ13」 でも日本に言及したり、日本風のものを登場させたりするが、本作でも最初に異常現象に襲われるのは駿河湾。そして最後のシーンも多分日本なんだろう。断言しづらい映像だったが。
 日本風が流行りなのか、最大マーケットである日本人客を喜ばせるためなのか。

/5

監督:ティム・ストーリー
出演:ヨアン・グリフィス、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス
    ジュリアン・マクマホン、ケリー・ワシントン、アンドレ・ブラウアー、ローレンス・フィッシュバーン
於:池袋HUMAX CINENAS4

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