134「リーピング」(アメリカ)

その少女が殺せるか?
 〝奇跡〟と呼ばれている事柄を常に科学的に解明していく大学教授のキャサリン。家族を悲劇的な死で亡くした彼女は信仰を失い、どんな奇跡も超常現象も信じてはいなかった。
 そんな彼女の元にルイジアナの沼沢地の町ヘイブンから一人の男がやって来る。町に流れる川が血のように真っ赤に染まり、町の人々は聖書に語られる〝10の災い〟の始まりだと恐れていると言う。しかも疑われているのは12歳の少女ローレン。彼女の兄ブロディが不可解な死を遂げた直後川は真っ赤に染まったという。
 謎を解明するためヘイブンへと赴くキャサリン。奇跡や超常現象を信じない彼女の前で、更に第2、第3の災いが発生する。

 聖書にある〝10の災い〟をモチーフにしたホラー。しかも災いをもたらしたのが12歳の少女ローレン。彼女を演じたのがアナソフィア・ロブ。どこかで観たことあるな、と思っていたら「チャーリーとチョコレート工場」に出演していたちょっと生意気少女だった。キーラ・ナイトレイに似た美少女系。
 彼女に対するはスカート姿がどうにも似合わない印象の、2度のオスカーに輝くヒラリー・スワンク演じるキャサリン。彼女は家族の死がきっかけで信仰を失い、どんな超常現象も信じない。
 そんな彼女の前で起こる〝10の災い〟。血の川、蛙の雨、蛆とブヨのディナー、人を襲う家畜。そして究極のシーンはイナゴの大群。このシーンはなかなか凄まじい。

 ストーリー的には驚かせるシーンはあるが、底辺に流れる恐怖感などというものはなく、どちらかと言えば謎の超常現象の解明と少女との対決を描く、サスペンス要素の強いホラー。

 ラストにどんでん返しらしきものが用意されている。そうするとこれまでのシーンや台詞に伏線というか、納得できるような部分があるが、それは感心するほどのものでもないが、なかなか綺麗にまとめたエンディングではないだろうか。

 それにしても「イナゴ少女、現る」というキャッチはおかしい。

/5

監督:スティーブン・ホプキンス
出演:ヒラリー・スワンク、デイビッド・モーリシー、イドリス・エルバ
    アナソフィア・ロブ、スティーブン・レイ
於:サロンパス ルーブル丸の内

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