17-057「レジデント」(デンマーク)

ウサギは逃げるのがうまい
 デンマークの閑静な住宅街。不審死を遂げた老人の死体が消えた一件をきっかけに、平穏な町は制限区域となり物々しい雰囲気に。
 ディノ一家をはじめ、住人たちは外出を禁じられるが。(「KINENOTE」より)


 デンマークの閑静な住宅街で起こる恐怖を描いたサスペンス・ホラー。

 普段どおりの日常生活を送っているディノ一家をはじめとする街の人々。
 しかし、彼らの住む街を含む地域で謎のウイルスによる感染者が増加していく。

 情報もないまま、やがて街は封鎖され、国防軍が住人を家に閉じ込め、街を制圧し始める。

 ディノの息子、グスタフが家を脱け出して見たものは、国防軍が感染者を銃殺する様子であった。


 謎のウイルスによって起きる感染の恐怖を描いた作品であるが、感染によって人は死んだ後、蘇り、生きている人を襲うようになる。
 要はゾンビものである。

 情報がほとんどないまま何が起こっているのか判らず、徐々に追い詰められていく住人たち。
 そして、有無を言わさず、感染者を殺していく国防軍。感染者が街に解き放たれると、今度は感染者であろうが、なかろうが街の外へ出ることを許さない。

 前半はほとんどゾンビも登場することなく、静かに恐怖が迫ってくる様子が描かれ、余計に緊張感を高めていく。
 後半はゾンビたちの襲撃と生き残った者たちの戦いが描かれる。


 何となく、ジョージ・A・ロメロの「ザ・クレイジーズ」を思い出させるような雰囲気の作品だった。


 街に、家に閉じ込められてしまった生存者たちは、ゾンビたちの襲撃を退け、逃げ切ることができるのか。

 何となくこの展開だと、最終的に街に爆弾でも落とされて全てを終わらせるのではないかと思ったが、さすがにそうではなかったな。
 しかし、結末はスッキリするものではなく、悲劇と絶望で終わるような感じである。


 何とも絶望的な展開ではあるが、徐々に湧き上がる恐怖などが非常に興味深く、惹き込まれるホラーであった。

/5

監督:ボー・ミケルセン
出演:ミレ・ディーネセン、トールス・リュービュー、オーレ・デュポン、ミケル・ビアクケーア、ベンジャミン・エンゲル
    ソニアマリー・ハマー・ボーダ、エラ・ソルゴード、テレーゼ・ダムスゴード、リタ・アンジェラ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • レジデント

    Excerpt: 前半がかったるいけど、それなりに面白い。 Weblog: だらだら無気力ブログ! racked: 2017-03-19 23:33