17-027「ヒトラー最後の代理人」(イスラエル)

働けば自由になる
 1946年、ポーランド。アウシュビッツ収容所で最も長く所長を務めたルドフル・ヘスは、刑務所で裁判を待っていた。
 アルバートという若い捜査官兼判事が、彼を取り調べることになる。2人の男の対話から明らかになる壮絶な収容所の実態。ヘスが持ち込んだツィクロンBというシアン化合物系の殺虫剤によって、101万人もの大量殺人が実行されたのだ。
 死刑が執行される前のヘスの記憶を辿って、物語は進んでゆく。(「KINENOTE」より)


 一人の尋問官、アルバートが、刑務所にいるドイツ人の取り調べをすることになる。
 時代的に、おそらくナチスに関わる人物なんだろうなとは思うが、最初はハッキリしない。

 やがて、それがアウシュビッツ収容所で最も長く所長を務めたルドルフ・ヘスであることが判り、やがて彼の口からアウシュビッツでの恐るべき実態が明らかになっていく。


 物語は、アルバートとルドルフ・ヘスによる取調室で行われる尋問で終始される。

 正直、物語の展開としては大きな起伏もなく、眠りに誘われるような作品であった。

 ルドルフ・ヘスは特に隠し立てもすることなく、アルバートにアウシュビッツで行われたこと、そしてそれに対する自分の感情などを語っていく。

 ナチス親衛隊に属し、アウシュビッツの所長として、多くの囚人の処刑に立ち会った男。
 しかし、非情なナチス親衛隊員と言えども、人間らしき感情はあったという感じ。

 ただ、ガスによる大量殺人に疑念をも抱かせぬ総統の存在。
 そして言葉のはしばしに登場するのが、ヒムラーや「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」でも描かれていたアイヒマンの名前。

 
 アルバートもルドルフ・ヘスから聞かされたものに、何かしら感情を揺さぶられた様子を随所に見せるが、それはちょっと判りづらいところがあったな。
 おそらく、アルバートはイスラエルから遣わされた尋問官で、ユダヤ人だったんではないかな。


 語られる内容は興味深いものであったが、作品としては眠気を誘うような作りで、ちょっと厳しかったかな。

/5

監督:エレズ・ペリー
出演:ロマナス・フアマン、マチ・マルチェウスキ、ヤツェク・ブロゾスティンスキ、シラ・ドタン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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