16-268「ボーダーライン」(アメリカ)

ここは狼の地だから
 FBIの誘拐即応班を指揮する女性捜査官、ケイト・メイサー。
 ある日その活躍が認められ、メキシコの麻薬組織“ソノラ・カルテル”の壊滅と最高幹部マヌエル・ディアスの拘束という極秘任務を帯びた特殊部隊にスカウトされる。こうしてリーダーの特別捜査官マット・グレイヴァーやコンサルタントとしてチームに同行する謎のコロンビア人アレハンドロともに国境を越えてメキシコのフアレスに向かったケイト。
 しかしそこで待っていたのは、正義や法の手続きなどが一切通用しない、暴力のみが支配する麻薬戦争のあまりにも深い闇だった。(「allcinema」より)


 麻薬カルテル壊滅のためのミッションに借り出されることになったFBI捜査官のケイト・メイサー。

 リーダーのマット・グレイヴァーやコンサルタントと称するアレハンドロと共に任務にあたるが、それは善悪の区別も曖昧なミッションであり、そんなミッションにケイトは何とか一線を保とうとするのだが。

 そんなケイトの葛藤と苦悩と、一線を越えた任務を遂行するグレイヴァーたちの闘いを描いたサスペンス・アクション。


 捜査にあたっては、正式な手続きや法を遵守することを重んじるケイト。
 しかし、グレイヴァーは犯罪撲滅のためには、多少法を犯すことも暴力もいとわない。

 それぞれが持つ正義というものの考え方の対称が面白い。

 どちらの考え方も判らないではなかったな。

 そして、コンサルタントと名乗る怪しげな男、アレハンドロ。
 一応、麻薬組織撲滅のためにグレイヴァーたちに手を貸しているのだが、何やら思惑がある感じで、怪しげな雰囲気も漂わせている。

 そんなアレハンドロの目的、そして最後に取った行動は結構衝撃的であり、善し悪しは何とも言えない感じだったな。

 
 ケイトの視点に立つと、スッキリとしない結末ではあったが、続編あるかも、という噂もあるので、まだまだそれぞれの闘いは続いていくということなのかな。


 監督は「プリズナーズ」等のドゥニ・ヴィルヌーヴということで、なるほど、ヒリヒリする緊張感でいっぱいの作品だったな。

/5

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、ジェフリー・ドノバン、ダニエル・カルーヤ
    ヴィクター・ガーバー、ジョン・バーンサル、ラオール・トゥルヒージョ、フリオ・セサール・セディージョ
於:角川シネマ有楽町
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