16-216「恐怖症」(インド)

小鳥は鳥かごを求めている
 アーティストのメーハクは、外出が困難な重度の広場恐怖症。見かねた友人が新たに彼女を住まわせた家には、恐ろしい秘密があった。
 メーハクに襲い掛かる数々の恐怖の出来事。だが彼女は家から外に出ることができない!(「作品資料」より)


 ある事故によって外へ出られなくなる広場恐怖症となってしまった女性、メーハク。

 気分を変えるため、彼女に想いを寄せる男性が、知り合いの部屋に彼女を住まわせることに。

 しかし、そこでメーハクは霊のような存在の姿を何度も見かけ、恐怖に襲われるが、広場恐怖症の彼女は家の外へ逃げることができない。

 果たして、それは彼女の妄想なのか、霊なのか。


 広場恐怖症のため家の外に出られないという女性が、部屋の中で恐怖に襲われるという設定がなかなか面白かった。

 ホラーらしい驚きと怖さもあったかな。

 メーハクが家を移ったとき、以前住んでいた女性が部屋を出て、音信不通になっているようなことが語られ、メーハクが何度も見ることになる霊らしきものは、その女性ではないかと予想される。

 もちろんメーハクもそう思い、彼女と付き合っていたという隣人の男を疑う。

 ホラー・サスペンスの定番として、メーハクをこの部屋に住まわせ、献身的にメーハクに接する男の友人も怪しい感じは受けるのだが。

 
 クライマックスに明らかになる真実は、恐怖というより、なるほどと思う感じのものだったな。

 そして、それは最初の方のシーンにも繋がっていくというものであった。

 アーティストとしても活躍していたメーハクには特殊な能力があったということなのか。


 広場恐怖症と恐怖の部屋という組み合わせがなかなか面白かったサスペンス・ホラー。

 ストーリー展開と恐怖シーンなど興味深い話ではあった。

/5

監督:パワン・クリパラニ
出演:ラーディカー・アープテー、サティヤディープ・ミシュラ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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