16-214「レヴェナント 蘇えりし者」(アメリカ)

息をしろ、息をし続けて戦え
 1823年、アメリカ北西部。狩猟の旅を続けている一団が未開の大地を進んでいく。
 ヘンリー隊長をリーダーとするその集団には、ガイド役を務めるベテラン・ハンターのヒュー・グラスとその息子ホーク、グラスを慕う若者ジム・ブリジャーや反対にグラスに敵意を抱く荒くれハンターのジョン・フィッツジェラルドなどが一緒に旅をしていた。
 ある時、一行は先住民の襲撃を受け、多くの犠牲者を出す事態に。混乱の中、グラスたち生き残った者たちは船を捨て陸路で逃走することに。
 そんな中、グラスがハイイログマに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。
 ヘンリー隊長は旅の負担になるとグラスを諦め、ブリジャーとフィッツジェラルドに彼の最期を看取り丁重に埋葬するよう命じるのだったが。(「allcinema」より)


 レオナルド・ディカプリオがようやくアカデミー賞主演男優賞を獲得した作品。
 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・G・イニャリトゥが2年連続の監督賞も受賞。

 ハイイログマに襲われ瀕死の重傷となったハンターのヒュー・グラス。
 目の前で仲間に息子を殺され、自らも置き去りにされてしまう。

 復讐に燃えるグラスは、生死の淵から抜け出し、極寒の地を復讐相手を目指して突き進んでいく。


 最初は先住民との戦いで息子を殺され、復讐するような話かと思ったが、グラスに敵対心を抱く男に殺されてしまうという展開。

 それにしてもグラスがハイイログマに襲われるシーンは強烈だったな。
 一度や二度だけでなく、何度もクマに襲われるグラス。
 それでも反撃してクマを倒すのだが、自らは虫の息。

 そんなグラスを運ぶ仲間たちは、彼の死去は時間の問題として、死んだら彼を埋葬するよう息子と何人かの仲間を残すが、その仲間が裏切り、息子を殺し、グラスを置き去りにして去っていく。

 
 それからただ復讐するためだけに生死の淵から蘇えり、極寒の地を行くグラスであるが、その厳しい山々の映像なども荘厳で神秘的。
 
 主演男優賞と監督賞に加え、撮影賞も獲得しているが、さもありなんという感じである。

 グラス自身もどこか神がかっているような感じで、全体的にも神秘的な雰囲気が漂っていたな。


 ハイイログマの襲撃シーンが強烈で一番印象に残ったが、全体的にも厳しい自然、そしてその中を行くグラスの姿が見応えあり、神秘的な雰囲気もあり。
 なかなかズッシリと来る作品だった。

/5

監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラッグ
    ドウェイン・ハワード、アーサー・レッドクラウド、グレイス・ドーヴ、ポール・アンダーソン、ルーカス・ハース
於:TOHOシネマズ日劇
【映画パンフレット】 レヴェナント:蘇えりし者 監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ 出演:レオナルド・ディカプリオ トム・ハーディ
原案:マイケル・パンケ 脚本:マーク・L・スミス アレハンドロ・G・イニャリトゥ


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