15-203「ピエロがお前を嘲笑う」(ドイツ)

人は見たいものだけ見る
 ある日、殺人事件への関与を疑われ国際指名手配されていた天才ハッカー、ベンヤミンが自ら警察に出頭してきた。その自白によれば、きっかけは、想いを寄せる女性マリのために試験問題を入手しようとしたことだった。
 その後、野心家のマックスと出会い、2人を中心にハッカー集団“CLAY(クレイ)”が結成される。遊び半分に手当たり次第にハッキングを繰り返し、世間の注目が高まっていくことでいつしか有頂天に。
 やがて不用意なハッキングがもとで殺人事件が起こってしまったというものだったが。(「allcinema」より)


 〝この映画に仕掛けられたトリックは100%見破れない〟
 〝マインドファック・ムービーの決定版〟

 宣伝でやたらと煽るような文句を謳っていた作品。

 マインドファック・ムービーとは何ぞや、と思ったが、これまでで言うと、「インセプション」「グランド・イリュージョン」もそうだったらしく、頭が混乱するような仕掛けなどが施されている作品ということらしい。

 そんなマインドファック・ムービーということであるが、個人的にはそれ程混乱することなく観られる作品だったと思うが、見逃していたものがあったのかな。


 ベンヤミンという青年が、ある部屋で目覚めると、3人の仲間らしき男たちの死体を発見する。
 そのベンヤミンが、警察に出頭し、自分がハッキングをしたことによって起こった事件の顛末を供述することで、物語が展開する。

 ベンヤミンは、マックスらと出会い、ハッキングをして社会を驚かせていたが、それは遊びの範囲。
 しかし、ある機密を奪い、それを別のハッカーに渡したことによって、殺人事件が発生し、更にベンヤミンたちは命を狙われる破目に陥る。

 物語は、ベンヤミンがマックスたちと出会い、仲間となってハッキングを行う様子と、ベンヤミンがハッキングをするきっかけとなった憧れの女性、マリへの淡い恋模様が描かれている。

 何モノも見逃すまいと、じっくり観ていたのだが、展開としては、普通のサスペンスだったな。


 結局、最後はどんでん返しの作品だったんだな。

 確かに、これまで幾つか伏線を散りばめながら、最後の顛末でそれを活かすというようなクライマックス。

 個人的には、このクライマックスでの展開から、もしかすると最後には、という感じがしたな。
 確かに最後にもどんでん返しがあるが、意外とビックリさせるような演出ではなかったような。


 気になるのは、ベンヤミンが最後に捕まえようとしたハッカーが、同じ手口でアッサリ捕まったことと、警察が死体のある現場に赴かなかったのかというところだな。

 ちょっと話としては、辻褄合わないところもあった感じだが、緊迫感もあったし、どのように話が展開するのか興味深い作品だった。

 最後はそれ程驚かされなかったのだが。

/5

監督:バラン・ボー・オダー
出演:トム・シリング、エリアス・ムバレク、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング、アントニオ・モノー・Jr.
    トリーヌ・ディルホム、ハンナー・ヘルツシュプルンク、シュテファン・カンプヴィルト
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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この記事へのコメント

ふじき78
2016年02月23日 08:41
もう一回転付けて、はっとそこで目覚めるベンヤミンとかの夢落ちにしたら、みんな怒る映画になったろうなあ。
2016年02月26日 01:07
ふじき78さん。

これだけ煽って夢オチだったら、確かに皆大怒りでしょうね。
個人的には、ちょっと期待し過ぎたかなというところがあります。

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