15-063「ジャージー・ボーイズ」(アメリカ)

もし4人の中でリンゴ・スターだったら
 ベルヴィル。そこは犯罪が日常茶飯事というニュージャージーの最貧地区。
 1951年、イタリア系移民が多く住むこの街で、しがないチンピラ暮らしをしているバンドマンのトミー・デヴィートは、美しいファルセットを響かせる少年フランキー・カステルチオ(のちのヴァリ)を自分のバンドに迎え入れる。フランキーの歌声は地元マフィアのボス、ジップ・デカルロも魅了し、サポートを約束する。
 最初は鳴かず飛ばずの彼らだったが、才能豊かなソングライター、ボブ・ゴーディオとの出会いによって大きな転機を迎える。
 ヴォーカルのフランキー、ギターのトミー、ベースのニックに、キーボードと作曲を担当する最年少のボブが加わり、バンド名を“フォー・シーズンズ”と改めた4人は、『シェリー』を皮切りに次々とヒットを連発、ついにスターダムへとのし上がるのだったが。(「allcinema」より)


 トニー賞を受賞したブロードウェイ・ミュージカルを「グラン・トリノ」「ヒア アフター」等のクリント・イーストウッドが映画化したミュージカル・ドラマ。

 1960年代に活躍したグループ〝ザ・フォー・シーズンズ〟のメンバーの栄光と挫折、再生を描いたドラマで、ストーリーとしてはよくある感じの話だったかな。

 
 ニュージャージーの貧しい地区に生まれ育ち、チンピラまがいの行動で暮らしているフランキー。
 しかし、類稀なる歌声を持ち、やがてフォー・シーズンズというグループを結成すると、ヒットを連発し、スターの階段を上っていく。

 しかし、家族との溝が出来たり、金を浪費して借金を作るなどして、グループでの活動が窮地に陥っていく。

 最貧地区で育ったフランキーやトミーたちが、名声と金を手にしてバカ騒ぎをしている様を見ると、しょうがないのかと思いながら、先に起こることが見えてくるようである。

 そんな彼らの栄光と挫折、友情と裏切りをストレートに描いており、王道的な話ながら、惹き込まれていく展開の作品ではあった。

 やっぱり歌の効用も大きかったかな。

 フォー・シーズンズというグループ自体は知らなかったが、大ヒット曲である「シェリー」はよく聞いた曲であったし、グループに参入したボブ・ゴーディオが作ったという曲は、あの「タモリ倶楽部」のオープニングで流れている曲「ショート・ショーツ」で、これも耳馴染み。

 バンドも解散してしまい、自らも大きな傷心を受けるフランキーが再起のために歌う曲。
 それが、かの大ヒット曲で、ディスコ・ナンバーとしてもアレンジされ、今でも歌われている「君の瞳に恋してる」

 この曲の裏にあった悲しみというのは、胸に来るものがあったな。


 バンドとしての栄光と挫折、友情や裏切りというオーソドックスな展開の話ではあったが、惹き込まれるものがあったし、やっぱりよく知る曲が流れるというのも印象深い作品だった。


 実在のバンドの話ということで、途中ジョー・ペシや「恋するリベラーチェ」で描かれたリベラーチェなど、他の実在の人物も登場するところも気持ち盛り上がるところだった。

/5

監督:クリント・イーストウッド
出演:ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ヴィンセント・ピアッツァ、マイク・ドイル
   クリストファー・ウォーケン、レネー・マリーノ、エリカ・ピッチニーニ、キャスリン・ナルドゥッチ、ルー・ヴォルペ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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