15-027「キャノンレース」(ノルウェー)

最近おまえと遊んでいなかった
 速度違反120回、離婚歴2回。愛車マスタングだけが生きがいのロイは、自動車修理工場を経営する傍ら、地元サーキットのレースに出場して常勝チャンピオンとして活躍していた。
 ある日、彼のもとに長年のライバルレーサーであるTTが勝負を持ちかけてくる。それは、首都オスロをスタートし、ノルウェー最北端のノール岬を目指す走行距離2,200kmにも及ぶ前代未聞の公道レースだった。
 この勝負を受けたロイは、ひょんなことから、離れて暮らす14歳の娘ニーナとともにレースに参加することに。
 さらに、情報を聞きつけた熟練の走り屋たちが北欧中から集まり、総勢26チームが参加する世紀の大レースがスタートする。(「KINENOTE」より)


 「ワイルド・スピード」シリーズの1作目もそうだったが、「ニード・フォー・スピード」「ストリート・レーサー」など、色々な国で公道レースを描いた作品が製作されている。

 本作は、北欧ノルウェーを舞台とした公道レースを描いたカー・アクション。

 首都オスロからノール岬までの、約2200キロを走破する公道レース。
 
 もちろん走る車は、新旧の名車揃いということであったが、車には通じていないので、そのあたりのところはよく判らなかったが、高級なスーパーカーという感じではなく、走り好きの面々がチューンアップした車ばかりという感じはしたな。

 レースを始めるきっかけに関しては、何かを賭けて行うという感じではなく、昔からの因縁あるライバル、TTからの挑戦に、常勝レーサーであったロイが、レースで負けた苛立ちのために受けたというもの。

 さらに、ロイは別れた妻から娘のニーナを預けられ、ひょんなことから同乗してレースに挑むことになる。

 そんなロイとニーナの間の父娘の愛情も絡めた話になっている。

 あまりニーナと話そうとせず、レースに同乗することも拒むロイ。
 疎遠な感じの父と娘の関係がレースによって変化していく。

 ただ、その描き方も弱かったかな。

 
 26台もの車が参加した公道レースであったが、激しいクラッシュなどというシーンも無かったし、彼らを取り締まろうとする警察とのカー・チェイスがあるわけでもなかった。

 行動を封鎖する警察に対して、頭を使った回避方法を見せたり、大きく離されたところで、思い切ったショート・カットを見せたりするシーンがあり、更にトレーラーの荷台へのジャンプや、出港するフェリーへのジャンプなど、ちょっとした見どころはあったが、基本的にはノーマルなレースだったな。


 誰が最初にゴールに着くか。

 その決着は、ちょっと意外な結末で、しんみりさせるものだった。

 途中途中、ちょっとした笑いも織り交ぜた話になっていたが、ラストは、驚きと笑いで幕を閉じる。


 ハリウッドの大掛かりなカー・アクションに比べると、かなりおとなしめ。
 車に関する話題もそれ程出なかったので、2200キロのレースというよりドライブ感覚の作品だったかな。

 レースの緊張感は少なめ。代わりにコミカル要素が多かった。
 その点は面白かった。

/5

監督:ハルヴァルド・ブレイン
出演:アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、ヤニー・スカヴラン
    スヴェーン・ノルディン、オットー・イェスペルセン、トロン・ハルボ
於:渋谷シネクイント
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