14-386「青天の霹靂」(日本)

同じカードは存在しない
 金もなく、恋人もいない売れないマジシャンの晴夫。母親には生まれてすぐに捨てられ、父親ともいまや絶縁状態で、自らの惨めな人生を恨む日々。
 そんなある日、行方も分からなかった父の訃報が飛び込んでくる。父は荒川の河川敷でホームレスになっていたらしい。やりきれない気持ちに苛まれた晴夫だったが、そんな彼を突然の雷が直撃する。
 次の瞬間、意識を取り戻した彼は、なんと40年前の浅草にタイムスリップしていた。途方に暮れ街を彷徨う晴夫は、やがて演芸ホールでマジックを披露する若き日の父とその助手を務める母と出会う。
 そして、ひょんなことから父とコンビを組むことになり、思いがけず人気者となっていく晴夫だったが。(「allcinema」より)


 「陰日向に咲く」では原作者である劇団ひとりが、今度は自らの原作本を脚本、監督した作品。


 39歳にして全く冴えない日々を送っている、売れないマジシャンの晴夫。
 自分の人生を恨んでいる彼に、ホームレスになっていた父親の死の報せが届く。

 そんな彼が、父親の遺体が見つかったという河川敷にいると、突然雷に打たれ、気が付くと40年前にタイムスリップしていた。

 そこで、若き日の父親と母親に出会い、父親とコンビを組んでマジックをすることになる。


 しかも、母親である悦子が妊娠するが、もちろんその子は晴夫。
 悦子の生まれてくる子供に対する気持ちに接しているうちに、これまでの恨みがましい気持ちが徐々に消えていく晴夫。

 父親の正太郎も、最初はロクデナシにしか思えない言動を取ってばかりであるが、それなりに悦子、そして生まれてくる子供に対して愛情を持っていることも判る。


 非常に判りやすい感動モノであり、何となく物語の行き着く先も判ってくるストーリーだったな。

 本当にストレートすぎる話という感じで、意外な驚きというものがほとんどなくて、逆にこの感動的な話が、今ひとつ胸に来なかったな。


 晴夫は父親から、産まれてすぐ、母親は二人を捨てて出ていったと聞かされていたが、実際は、子供を産むと、自らの命に危険があるという状態であることが判る。
 果たして、悦子の運命がどうなるのか。本当に亡くなってしまうのか、どんでん返しが起こるのか。
 その展開は、ちょっと気になった。


 いずれにしても、ちょっとストレートすぎる話に、意外とアッサリした印象を受けた作品だったな。
 ある意味、安心して観られる作品ということになるかな。

/5

監督:劇団ひとり
出演:大泉洋、柴咲コウ、劇団ひとり、笹野高史、風間杜夫、柄本佑、小石至誠、入江雅人、高橋周平、岩井秀人
於:池袋シネマ・ロサ

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  • 「青天の霹靂」 生かされていることを知る

    Excerpt: <ネタバレしているのでご注意ください> 主人公、晴夫は売れないマジシャン。 彼は Weblog: はらやんの映画徒然草 racked: 2015-04-18 06:11
  • 青天の霹靂

    Excerpt: じんわり来る、余韻の残るイイ一本だった。 Weblog: だらだら無気力ブログ! racked: 2015-04-24 22:51