14-335「ヘラクレス」(アメリカ)

やり残した偉業をやり遂げるのだ
 全能の神ゼウスと人間との間に生まれた半神の英雄ヘラクレス。恐るべき魔物たちを相手に12の難業を成し遂げ、生ける伝説となった彼は、いまは予言者アムピアラオスや戦略家アウトリュコスら5人の傭兵仲間を率いて幾多の戦場を渡り歩く日々。
 そんなある日、トラキアの王女ユージニアから、父コテュス王に反旗を翻した凶悪なレーソス率いる反乱軍から国を守ってほしいと頼まれる。
 高額な報酬と引き換えにこれを引き受けたヘラクレスは、寄せ集めの兵士たちを鍛え上げ、レーソス軍の襲撃に備えるが。(「allcinema」より)


 2014年は「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」にも出演したケラン・ラッツが演じた「ザ・ヘラクレス」という作品も公開されたが、こちらは「G.I.ジョー バック2リベンジ」などのドウェイン・ジョンソンがヘラクレスを演じるアクション・アドベンチャー。

 ゼウスと人間の間に生まれた子として、12の偉業を成し遂げたヘラクレスであるが、本作では、そのヘラクレスをかなり人間寄りに描いている感じで、果たして本当に神の子であり、12もの偉業を達成したのか、という疑問を全編に投げかけている感じである。


 5人の仲間と共に、傭兵のような仕事をしているヘラクレス。
 伝説を武器にして相手をひるませ、倒していく。


 そんなヘラクレスたちが、トラキアの王女からの依頼で、父王に反旗を翻したレーソスたちから国を守るために力を貸してほしいと頼まれる。

 高額報酬を貰うことで、仕事を引き受けたヘラクレスたちは、寄せ集めの兵士たちを鍛え、闘いに備える。


 レーソスたちとの激しい闘いから、本当の敵の露呈。そして、その闘いと、物語の展開としては、これまでにもありそうなものであった。

 それらの闘いの中で、ヘラクレスが本当に伝説の男になっていく過程を描いているようである。


 現実的な闘いが展開する中、成し遂げたと言われる偉業は、回想シーンなどで描かれるが、そこにある真実が明かされたり、半神半馬のケンタウロス、更に3つの頭を持つ地獄の番犬ケルベロスの正体などが描かれ、伝説の正体と、伝説となるものの真実が明かされ、面白かった。

 戦闘シーンも壮大で、闘いの最中に陣形を整えたりして、敵と対峙していく様は見応えあった。

 ヘラクレスは正に人間離れした力で、一人で何人もふっ飛ばしたりするが。


 裏切りと陰謀が渦巻く中で、ヘラクレスが本当の敵、更に彼自身を思い悩ませていた事件の犯人に対し、闘いを挑んでいく展開、そしてそこから生まれる伝説。
 最後の最後まで、人間としてのヘラクレスの強さと苦悩を描いており、なかなか面白い作品だった。

/5

監督:ブレット・ラトナー
出演:ドウェイン・ジョンソン、イアン・マクシェーン、ルーファス・シーウェル、ジョセフ・ファインズ、ジョン・ハート
    ピーター・ミュラン、レベッカ・ファーガソン、アクセル・ヘニー、イングリッド・ボルゾ・ベルダル、リース・リッチー
於:TOHOシネマズ日劇

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  • ヘラクレス

    Excerpt: 案外、神話の英雄譚とかってこうやって作られていくんだろうなぁ。 Weblog: だらだら無気力ブログ! racked: 2015-02-15 00:15
  • ヘラクレス

    Excerpt: 【概略】 神々の王ゼウスと、人間の女の間に生まれたヘラクレスは、恐るべき怪物と戦う〈12の難業〉を成し遂げ、生ける伝説となる。時は流れ、紀元前358年。アテネ王に仕えていたヘラクレスは、最愛の妻と子.. Weblog: いやいやえん racked: 2015-03-16 08:09
  • 映画評「ヘラクレス」

    Excerpt: ☆☆★(5点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ブレット・ラトナー ネタバレあり Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] racked: 2015-12-02 09:27