14-182「ホビット 竜に奪われた王国」(アメリカ・ニュージーランド)

その勇気がいつか自分を助けるだろう
 魔法使いのガンダルフに誘われ、トーリン・オーケンシールド率いる勇敢なドワーフ一行の旅に参加した小さくて臆病なホビット族のビルボ。
 幾多の危機を乗り越え、目指すはかつてドワーフの王国があったはなれ山。しかしそこには、恐るべき竜スマウグも待ち受ける。しかも道中ではオーク軍が、トーリンの首を狙って執拗な攻撃を仕掛けてくる。
 そんな中、過酷な旅を続ける一行は、闇の森で獰猛な巨大クモに襲われ、間一髪のところをレゴラス率いるエルフたちに助けられるのだったが。(「allcinema」より)


 「ホビット 思いがけない冒険」に続く3部作シリーズの第2弾。
 3部作の2作目というと、どうしても中継ぎ的なイメージがあるのだが、本作はそれ程間延びした印象も与えず楽しむことができた。

 臆病だったホビット族のビルボが、邪悪な竜、スマウグによって奪われた王国を13人のドワーフと魔法使いのガンダルフと共に、取り戻すべく旅に出る。

 旅を続けるうち、徐々に勇気に目覚めていくビルボの成長と、スマウグやビルボたちの行く手を塞ぐ邪悪なものたちとの闘いを描いたファンタジー・アドベンチャー。


 本作のウリの一つが、オーランド・ブルーム演じるエルフ、レゴラスの登場。
 さすがに「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでの若々しさはなかったが、逆に堂々とした風格があったな。

 時間的には、本シリーズが前という設定だから、ちょっとおかしな感じにはなるが、レゴラスの弓矢を使ってのアクション・シーンなどは見応えがあった。

 ビルボたちの前に次々と襲い来る敵や恐怖、そしてそれを乗り越えていく機知と助けなど、なかなか物語を通して緊迫感とスピード感のある内容であった。

 オークたちやネクロマンサーなど、ビルボたちの行く手を遮り、その勢力を拡大しようとする闇の勢力の存在。

 そして、湖の町に住む船頭であるバルドという男の登場。
 かつて町が竜に襲われた時の領主の息子ということで、少なからずスマウグと因縁があり、この先鍵となる人物のようである。


 クライマックスは、いよいよスマウグが占拠する、ドワーフの国にビルボたちが潜入するという展開。
 ここまで王らしい振る舞いで仲間を鼓舞してきたトーリンに、ちょっとした変化が表れるのも興味深い。

 ちなみにトーリンを演じているリチャード・アーミティッジは「イントゥ・ザ・ストーム」で教頭であり父親である主人公を演じていたのだが、さすがに普通の人間と、ドワーフということでかなりメイク・アップした本作とでは雰囲気が違い、同一人物だとは気付かなかったな。

 
 次作はいよいよ完結編となるが、その展開、結末が楽しみである。

/5

監督:ピーター・ジャクソン
出演:マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミティッジ、エイダン・ターナー、リー・ペイス
    オーランド・ブルーム、エバンジェリン・リリー、ルーク・エバンス、ベネディクト・カンバーバッチ、ケン・ストット
    スティーヴン・フライ、ジェームズ・ネスビット、ミカエル・パーシュブラント、シルヴェスター・マッコイ
於:丸の内ピカデリー

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  • ホビット 竜に奪われた王国

    Excerpt: 三部作の第二部。 160分超えしてるのですが、その2時間40分のうち2時間は長く感じません(スマウグのところにいってからちょっと長かった)。このファンタジーどっぷり感、やっぱりいいですよね。.. Weblog: いやいやえん racked: 2014-09-01 12:38
  • ホビット 竜に奪われた王国

    Excerpt: 相変わらずドワーフ達13人の区別がつかねぇ! Weblog: だらだら無気力ブログ! racked: 2014-09-07 22:40
  • 「ホビット 竜に奪われた王国」 ザ・活劇

    Excerpt: おもしろかった~。 ピーター・ジャクソンの作品らしく、例によって2時間半以上の長 Weblog: はらやんの映画徒然草 racked: 2015-02-23 22:00