14-106「トカレフ」(アメリカ・フランス)

賽は投げられた
 裏社会から足を洗い、妻と娘と幸せな生活を送るポール。
 そんなある日、最愛の娘が何者かにさらわれ、ほどなく死体となって発見される。凶器がトカレフと分かり、ロシアン・マフィアの犯行を確信するポール。
 昔のギャング仲間の力を借り、なりふり構わぬ犯人探しを開始するポールだったが。(「allcinema」より)


 「トカレフ」と言うと、大和武士、佐藤浩市出演の復讐サスペンスを思い出す。


 本作は、この頃B級感漂うサスペンスやアクションへの出演が多い感じがするニコラス・ケイジが主演のサスペンス・アクション。

 ニコラス・ケイジは、かつては裏社会に属していたが、足を洗って実業家として成功し、妻と娘と幸せな日々を送っている男、ポールを演じている。

 そんなポールが妻と外出している間に、娘が何者かにさらわれ、その後遺体となって発見される。

 ソビエト製トカレフで撃たれていたことから、ポールは昔因縁のあったロシアン・マフィアの仕業だと考え、かつての仲間たちと共に、彼らへの襲撃を始め、犯人をあぶり出そうとする。

 
 ポールたちの度重なる襲撃によっても、犯人らしい人物が浮かび上がってこず、そうこうするうちに何となく近しい人物が怪しいのではないかと思わせる。

 妻であり、娘とは血の繋がっていないヴァネッサ。
 共にロシアン・マフィアを襲撃している仲間。
 もしかして、警察官であり、ポールとは旧知のセント・ジョン。

 彼らの言動にどことなく含みを持たせるようなものがあり、なかなか真相が図りづらい。

 そんな中、ポールたちもロシアン・マフィアから命を狙われるようになり、危険な状況へとなっていく。

 果たして、娘を殺したのは誰で、ポールは生き残って復讐を果たすことができるのか。
 
 ギリギリの状態のポールがかなり暴走しており、どんどん自らを厳しい状況に押しやっている感じで、ちょっと結末に明るいものは感じられなかったな。


 クライマックスに娘の死の真相が明かされるが、それは思いも寄らぬものではあったが、ちょっとあり得ない感じのする真相だったかな。
 そんなに簡単に隠せるものなのか。そうなると警察の捜査も杜撰だったような感じがする。

 
 娘を殺した相手を見つけ出し、復讐を果たそうとする男が暴走する話であったが、その暴走が何とも虚しい、そして悲劇的結末を迎えるもので、スッキリ感は無いものだったが、逆に何とも言えぬ哀しさを感じる話だった。

 ポールはナイフの使い手という役柄で、ニコラス・ケイジもなかなか体を張ったアクションで頑張っていたな。

/5

監督:パコ・カベサス
出演:ニコラス・ケイジ、レイチェル・ニコルズ、ダニー・グローヴァー、ピーター・ストーメア、マックス・ライアン
    マイケル・マグレイディ、パシャ・D・リチニコフ、オーブリー・ピープルズ、パトリス・コル、ウェストン・ケイジ
於:新宿バルト9
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この記事へのコメント

2015年07月09日 02:09
TB有難うございました。
嘗てやり手だった男なら、自分が隠している銃と同じ弾道と聞いた時点で
確認するでしょうに。中の存在自体を忘れていたのか!?
2015年07月12日 00:38
Hiroさん、コメントありがとうございます。
まあ、娘のことで、ちょっと考えが短絡的になってたんですかね。
話のもっていき方は、なかなか面白かったです。

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