14-094「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」(韓国・日本)

記憶は消えても、思い出は残る
 ある日、帰宅した石神武人は妻の死体を発見し、動揺する。そこへ突然の電話が鳴る。しかし受話器から聞こえてきたのは、目の前で死んでいるはずの妻の声だった。
 その直後、石神は警察を騙る2人組に掠われかけるが間一髪で逃走し、偶然通りかかった韓国人女性記者のカン・ジウォンに助けられる。
 2人は協力して事件の解明に乗り出すが、次第に石神の不可解な記憶の混乱が明らかとなっていく。
 何が本当の記憶で、自分は何者なのか、真相の核心へと懸命に迫っていく石神だったが。(「allcinema」より)


 司城士朗のベストセラー小説を、「美しき野獣」のキム・ソンスが監督し、「ストロベリーナイト」等の西島秀俊主演で製作されたアクション・サスペンス。

 韓国人監督に、出演は他に真木よう子に伊武雅刀、さらに「蜜の味 テイスト オブ マネー」のキム・ヒョジンや「ベルリンファイル」等に出演のイ・ギョンヨンなどで、日韓合作の作品だった。

 イラストレーターとして生活していた石神武人が、ある夜帰宅すると妻が死んでおり、更に謎の男たちに捕らわれかける。
 そこから石神の記憶は急速に消えていく。

 どんどん記憶が消えていく石神は、偶然知り合った韓国人女性記者のカン・ジウォンと協力して、自らが陥った不可解な状況を調べ始める。

 話の展開としては面白かったし、記憶の混乱によって大きくなる謎の存在と、その解き明かしも面白かった。
 特に目の前で死んでいるはずの妻から電話がかかってくるという謎が最後に明かされることになるが、それが結構感心するところだった。

 ただ、内容的には難しいところもあったな。
 生化学か、遺伝子工学かよく判らないが、その内容が小難しい。

 カン・ジウォンが「小学生レベルで話してください」と言っていたが、石神の記憶の混乱となった要因についての説明がまどろっこしかったな。

 舞台はほとんど東京で繰り広げられていたが、ソウルでも撮影されていたようで、激しいカー・アクションを見せるシーンもあるが、さすがにこれは東京では無理だったんだろうな、という気がするシーンだった。

 カン・ジウォンを演じたキム・ヒョジンや、警察を騙って石神を捕まえようとする男を演じたパク・トンハは、日本語での台詞が多かったが、そんなに聞き取りづらいという日本語でもなかったな。

 石神の友人、伊吹も、ちょっと話し方がおかしいような感じがしたので、韓国人俳優だろうなと思ったら、浜田学という日本人俳優だった。
 「臨場 劇場版」にも出演していたようだが、あまり記憶になかったが、浜田晃の息子なんだな。

 そう言えば、石神としての記憶がどんどん消えていく中で、この伊吹の記憶だけが残っているというのは、ちょっと不思議だったな。

 石神の記憶についての真実などは、ちょっと安っぽい感じもしたが、最後の最後に明かされる事件の真相などはドラマ的に面白かった。
 記憶と科学の話は難しくて、細かいところは理解し辛かったが、理由も判らず追いかけられる恐怖と、記憶が消えていく恐怖に、己が何者かも判らなくなるという展開など、興味惹かれる部分も多い作品だった。

/5

監督:キム・ソンス
出演:西島秀俊、キム・ヒョジン、真木よう子、浜田学、中村ゆり、パク・トンハ、イ・ギョンヨン、伊武雅刀
於:TOHOシネマズ六本木ヒルズ

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