14ー029「ウォーキングwithダイナソー」(アメリカ・イギリス・オーストラリア)

大切なものを守るため闘え 
 7000万年前のアラスカ。厳しい冬の到来を前に、南へと急ぐ草食恐竜パキリノサウルスの群れ。その中に、耳に大きな穴の開いたひときわ身体の小さい一頭パッチがいた。
 兄弟たちとのエサの取り合いにも負けるパッチにとって、危険で非情な弱肉強食のこの世界を生き抜くことは決して容易なことではなかった。(「allcinema」より)


 壮大な風景にCGにて製作された恐竜たちの姿を組み合わせて描かれる作品。

 「ディープ・ブルー」「アース earth」のBBCフィルムが製作に携わっているとういことで、どれだけ壮大な映像になっているのかな、と思っていた。

 かなり検証を重ねて製作された映像だということであるが、7000万年前のアラスカに生息した恐竜たちの姿を再現するということで、現実の自然などを映し出すドキュメンタリーとは、やっぱり違ったな。

 しかも、主人公となるパキリノサウルスのパッチや、パッチと共に旅をするアレクソルニスのアレックスなどが、人間のように話しながら物語が進んでいく。

 要は、小さな恐竜を主人公としたアニメである。

 兄弟たちの中で一番体も小さなパッチが、冒険や自然の脅威に直面していく中で成長していくという物語。

 人間のように話すのは、パッチとアレックス、そしてパッチの兄で群れのリーダーを目指すスカラーと、パッチが恋するジュニパーの4頭だけ。

 あと登場する恐竜たちは唸り声のみ。

 パッチたちが話す台詞は、完全にアニメ・キャラのものである。
 必ずしも時代に相応した台詞ばかりでもない。

 恐竜のことは詳しくないが、パキリノサウルスというのは聞いたことなかったな。
 他にゴルゴサウルスやエドモントサウルス、プテロサウルスなど何種類かの恐竜たちも登場する。

 しかし、本作ではそれらの恐竜たちの生態を説明するようなところはなく、登場人物(恐竜)としての役割だけだった。

 個人的には、もっとドキュメンタリー・タッチにして、CGで作られた恐竜たちで、その生態を再現するような作品になっていると思っていた。

 結局、ピクサーなど、他のアニメと作品とさして変わらないような感じだったな。

 自然の実写の中で、CGの恐竜たちが動き回る映像は、なかなかよくできたものだった。

 パッチが様々な困難を乗り越え、やがて成長し、最後に群れのため、兄のため、そして愛するもののために闘いを挑むシーンは、感動的なシーンではある。

 BBC製作のドキュメンタリーのように、恐竜たちの生態を再現するような作品ではなかったが、まあ小さな恐竜を主人公としたアニメとして楽しむ作品だった。

 ただ、この作品で7000万年前の地球に想いを馳せ、恐竜たちに興味を持つかと言われれば、難しいような気がするな。

/5

監督:ニール・ナイチンゲール、バリー・クック
声の出演:ジョン・レグイザモ、ジャスティン・ロング、ティヤ・シルカ、スカイラー・ストーン
於:TOHOシネマズ日劇

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  • ウォーキング with ダイナソー

    Excerpt: 完全に子供向けやん。 Weblog: だらだら無気力ブログ! racked: 2014-04-22 00:35
  • ウォーキング with ダイナソー

    Excerpt: 生まれながらにしておっさん声の主人公パキリノサウルスが、困難にあいつつも成長して、家族を持つまでのお話です。これは甥っ子のために借りたんだよね~伯母さんが見るには少々辛い内容だった^;退屈とま.. Weblog: いやいやえん racked: 2014-05-02 09:23
  • 「ウォーキング with ダイナソー」 そこだけディズニー

    Excerpt: 男の子ってのは小さい頃には一度は恐竜に夢中になるもので、ご多分にもれず自分もそう Weblog: はらやんの映画徒然草 racked: 2014-06-22 22:25