13-358「マッキー」(インド)

僕はハエ、地獄へ落ちろ 
 建設会社の社長スディープは、邪魔者は躊躇なく殺す極悪人。
 ある日スディープは美しいビンドゥと出会い、一目惚れ。さっそく、彼女が気にかけている貧乏青年ジャニを始末する。
 ところがジャニは、不思議な力によって一匹のハエ“マッキー”に生まれ変わる。
 愛するビンドゥを守るため、その小さな体で憎きスディープに戦いを挑むマッキーだったが。(「allcinema」より)


 悪徳実業家によって殺されてしまった若者が、ハエに生まれ変わって愛する人を守り、復讐に立ち上がるアドベンチャー・コメディ。

 貧乏ながら一途に、ビンドゥを愛するジャニ。
 そんなジャニにつれなくするビンドゥであるが、心の底では彼を想っている。

 しかし、ビンドゥに目を付けたのが、悪徳実業家のスディーブ。
 落とせない女はいないと豪語するスディーブは、彼女が参加する慈善活動に多額の寄付したりして、彼女の心を掴もうとするが、彼女の心はジャニの方へ。

 怒ったスディーブはジャニをなぶり殺してしまうが、ジャニはハエとなって甦り、ビンドゥを守り、スディーブに復讐を開始する。

 主人公はハエ。
 VFXを駆使したハエの姿は、ちょっとアニメっぽい雰囲気で、人間のような動きも見せながら、その小さい体で頑張る。

 インド映画なので、音楽、ダンス・シーンもあるのだが、人間よりも、このハエが踊り、歌ったりするシーンの方が目立っていたな。

 ヒロインはビンドゥであるが、人間の主役はどちらかと言うと、悪徳実業家のスディーブ。

 ハエに殺されかけると、その存在に悩まされるようになるスディーブ。
 極悪非道で冷静沈着な存在であったはずの男が、ハエを恐れるようになり、ハエに対して執拗な程過敏になっていく。

 冷静沈着な男がハエに脅え、慌てふためく姿が滑稽で面白い。

 ハエが果たして人間に対して、どのような方法で復讐を敢行するのかと思ったが、その方法はなかなか考えられたものだったな。

 想いを寄せたジャニが死に、落ち込んでいたビンドゥの前に、ハエになったジャニが現れる。
 果たして、ビンドゥはジャニのことに気付くのか、と気になるところだったが、ジャニは色々手を尽くして何とか自分のことを判らせる。

 しかし、いかに想いを寄せた人といっても、ハエを好きになれるかな。
 どちらかと言えば、ペット的な愛情だったような感じ。

 ビンドゥの仕事がマイクロ・アーティストだということが、ハエであるジャニの生活に活きてくるところは、うまかったな。

 殺された男がハエに生まれ変わって復讐するという、奇想天外な話ではあるが、その奇想天外な話が面白かった。
 クライマックスは対決のシーンで盛り上がり、しかも最後はホロリとさせられる。

 まさにエンターテインメントであったな。

/5

監督:S.S.ラージャマウリ
出演:ナーニ、サマンサ・プラブー、スディープ
於:新宿武蔵野館
マッキ― [DVD]
KADOKAWA / 角川書店
2014-03-28


Amazonアソシエイト by マッキ― [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • マッキー

    Excerpt: 生前のジャニの行動ってストーカーだよな。 Weblog: だらだら無気力ブログ! racked: 2014-03-04 22:32
  • マッキー

    Excerpt: ストーリーは単純で、恋敵に殺された男がハエに生まれ変わって復讐し愛する人を守ると言う話。リアル過ぎないハエの様相がまたいい味を出している。 マッキーはハエですから、勿論言葉は話しません。動作.. Weblog: いやいやえん racked: 2014-07-28 08:08