13-294「ハッシュパピー バスタブ島の少女」(アメリカ)

小さな欠片が崩れると、世界が壊れる 
 長々と伸びる堤防によって、まるで世界から切り離されているかのような小さなコミュニティ、通称“バスタブ”。
 自分には動物と会話できる特殊な能力が備わっていると信じる6歳の少女ハッシュパピーは、飲んだくれの父親ウィンクと暮らしながら、バスタブの仲間たちと活気にあふれた毎日を送っていた。
 その一方で、自然界は繊細な秩序で守られていると考える彼女は、秩序の崩壊によって獰猛な伝説の巨獣オ―ロックスが復活するとの言い伝えに怯えていたのだった。
 そんな中、100年に一度の大嵐が平和なバスタブに襲いかかろうとしていた。(「allcinema」より)

 
 現代社会から取り残されたようなデルタ地帯の島に、父と共に極貧生活を送る一人の少女が、自然の猛威と他の社会からの干渉を受けながらも、現実をたくましく生き抜いていこうとする姿を映し出したファンタジー・ドラマ。

 今年のアカデミー賞では作品賞など4部門でノミネートされ、そのうちの主演女優賞では、6歳のクヮヴェンジャネ・ウォレスが史上最年少のノミネートということで話題になっていた。

 ハッシュパピーを演じた彼女と、その父親ウィンクを演じたドゥワイト・ヘンリーは演技経験ゼロということだったらしいが、オーディションによって抜擢されたということらしい。

 そんな話題性もあったので鑑賞することに。

 バスタブ島でのハッシュパピーの生活は極貧生活。
 今にも壊れそうな小屋に住み、食事もままならない。

 それでもハッシュパピーは、元気に過ごしていたが、100年に1度の大嵐が近づき、更に父親が病気で余命わずかであるという現実に直面する。

 世界の秩序が乱れると伝説の巨獣オーロックスが復活するという言い伝えを信ずるハッシュパピーであるが、その巨獣が進行する様子も描かれるので、もっとファンタジックな話になるのかと思っていたが、結構少女が直面する現実的な問題を映し出した作品だったな。

 しかし、ハッシュパピーは強い少女だった。

 バスタブ島は、実は文明的な地域のすぐ近くにあるのだが、長々と築かれた堤防に隔てられ、まるで世界から切り離されているかのような島。

 一度は文明地域に強引に連れて来られるハッシュパピーであるが、そこから逃げ出し、住民たちと共に島に戻る。

 これからもバスタブ島で生きていくであろうハッシュパピーの決意が最後には表れたストーリーだった。

 クヮヴェンジャネ・ウォレスは確かに存在感ある少女ではあったが、6歳の少女特有の甲高い叫び声を上げるシーンも多くて、それがちょっと辛い部分でもあったな。

/5

監督:ベン・ザイントリン
出演:クヮヴェンジャネ・ウォレス、ドゥワイト・ヘンリー
於:ヒューマントラストシネマ有楽町
Beasts of the Southern Wild - O.S.T.
Thirty3anda3rd Rec.
2012-12-04
Benh Zeitlin


Amazonアソシエイト by Beasts of the Southern Wild - O.S.T. の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック