13-307「ゴースト・エージェント R.I.P.D.」(アメリカ)
悪霊は全てのものを腐らせる
勤務中に銃弾を浴びて殉職してしまったボストン警察のエリート警官、ニック・ウォーカー。
天国に旅立ったはずが、途中で“R.I.P.D.”という部署にスカウトされる。そこは、死後も現世にとどまり悪事を働くゴーストたちを取り締まるあの世の警察署。
R.I.P.D.で働くことを受け入れたニックは破天荒なベテラン・エージェント、ロイシーファス・パルシファーとコンビを組み、再び地上へと舞い戻ることに。
愛する妻ジュリアと感動の再会かと思いきや、なんとニックの現世での姿は中国人のヨレヨレ爺さんだった。セクシーなブロンド美女姿のロイに嫉妬しながらも、彼と一緒に悪霊退治に励むニックだったが。(「allcinema」より)
成仏できない霊を取り締まる天国の警察署〝R.I.P.D.〟で働く二人のエージェントの活躍を描くアクション・コメディ。
アメリカン・コミックスを原作とした作品。
ライアン・レイノルズ演じる警官のニックは勤務中に銃弾を浴びて殉職してしまい、そのまま天国へ行くかと思いきや、天国の警察署〝R.I.P.D.〟にスカウトされ、ベテラン・エージェントの、ジェフ・ブリッジス演じるロイとコンビを組んで、悪霊を取り締まることになる。
なかなかエンターテインメントとして楽しい作品ではあった。
ただ、取り締まるのが悪霊と宇宙人という違いはあれど、新米エージェントがベテラン・エージェントと組んで仕事をこなすようになるという設定など、どうしても「メン・イン・ブラック」シリーズとダブってしまうな。
〝R.I.P.D.〟という組織の様子も〝M.I.B.〟の雰囲気そっくりであったし、悪霊の描き方に関しても、人間になりすましているが、あるもので刺激を与えると正体を現すのだが、その正体の現し方や、容貌なども、「メン・イン・ブラック」の宇宙人とそっくりであった。
もしかして、製作陣が「メン・イン・ブラック」と同じなのか、あるいは、はじめから意識したものだったのかも。
1800年代からエージェントをしているロイの破天荒ぶりや、その言動に振り回されるニックの様子などは面白いものがあった。
二人は人間界を回って捜査するのだが、実際人間たちから見た彼らの姿が、金髪美女と中国人の老人という設定も面白かったが、それでは暴れまわる悪霊たちは、どのように見えたのだろうか。
そのあたりの人間たちの反応が今ひとつ判りにくかったような感じ。
実は、ニックの死には悪霊が関わっていることも発覚し、更に彼らの目的は現世に悪霊たちをあふれさせること。
そして突然の死で別れることとなったニックの恋人にも悪霊が近寄り、死の危険にさらされる。
果たして、ニックとロイは悪霊たちを退治して、世界を救うことができるか。
そして、霊となったニックは恋人にその存在を感じてもらうことができるのか。
クライマックスでのシーンなど、特殊効果を駆使して、なかなか壮大な話となっていたが、どうしても「メン・イン・ブラック」と被って、新鮮味を感じることができなかったのが残念だったな。


/5
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ライアン・レイノルズ、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・ベーコン
メアリー=ルイーズ・パーカー、ステファニー・ショスタク、マリサ・ミラー
ジェームズ・ホン、ロバート・ネッパー、マイク・オマリー、デヴィン・ラトレイ
於:池袋HUMAX CINEMAS
勤務中に銃弾を浴びて殉職してしまったボストン警察のエリート警官、ニック・ウォーカー。
天国に旅立ったはずが、途中で“R.I.P.D.”という部署にスカウトされる。そこは、死後も現世にとどまり悪事を働くゴーストたちを取り締まるあの世の警察署。
R.I.P.D.で働くことを受け入れたニックは破天荒なベテラン・エージェント、ロイシーファス・パルシファーとコンビを組み、再び地上へと舞い戻ることに。
愛する妻ジュリアと感動の再会かと思いきや、なんとニックの現世での姿は中国人のヨレヨレ爺さんだった。セクシーなブロンド美女姿のロイに嫉妬しながらも、彼と一緒に悪霊退治に励むニックだったが。(「allcinema」より)
成仏できない霊を取り締まる天国の警察署〝R.I.P.D.〟で働く二人のエージェントの活躍を描くアクション・コメディ。
アメリカン・コミックスを原作とした作品。
ライアン・レイノルズ演じる警官のニックは勤務中に銃弾を浴びて殉職してしまい、そのまま天国へ行くかと思いきや、天国の警察署〝R.I.P.D.〟にスカウトされ、ベテラン・エージェントの、ジェフ・ブリッジス演じるロイとコンビを組んで、悪霊を取り締まることになる。
なかなかエンターテインメントとして楽しい作品ではあった。
ただ、取り締まるのが悪霊と宇宙人という違いはあれど、新米エージェントがベテラン・エージェントと組んで仕事をこなすようになるという設定など、どうしても「メン・イン・ブラック」シリーズとダブってしまうな。
〝R.I.P.D.〟という組織の様子も〝M.I.B.〟の雰囲気そっくりであったし、悪霊の描き方に関しても、人間になりすましているが、あるもので刺激を与えると正体を現すのだが、その正体の現し方や、容貌なども、「メン・イン・ブラック」の宇宙人とそっくりであった。
もしかして、製作陣が「メン・イン・ブラック」と同じなのか、あるいは、はじめから意識したものだったのかも。
1800年代からエージェントをしているロイの破天荒ぶりや、その言動に振り回されるニックの様子などは面白いものがあった。
二人は人間界を回って捜査するのだが、実際人間たちから見た彼らの姿が、金髪美女と中国人の老人という設定も面白かったが、それでは暴れまわる悪霊たちは、どのように見えたのだろうか。
そのあたりの人間たちの反応が今ひとつ判りにくかったような感じ。
実は、ニックの死には悪霊が関わっていることも発覚し、更に彼らの目的は現世に悪霊たちをあふれさせること。
そして突然の死で別れることとなったニックの恋人にも悪霊が近寄り、死の危険にさらされる。
果たして、ニックとロイは悪霊たちを退治して、世界を救うことができるか。
そして、霊となったニックは恋人にその存在を感じてもらうことができるのか。
クライマックスでのシーンなど、特殊効果を駆使して、なかなか壮大な話となっていたが、どうしても「メン・イン・ブラック」と被って、新鮮味を感じることができなかったのが残念だったな。



監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ライアン・レイノルズ、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・ベーコン
メアリー=ルイーズ・パーカー、ステファニー・ショスタク、マリサ・ミラー
ジェームズ・ホン、ロバート・ネッパー、マイク・オマリー、デヴィン・ラトレイ
於:池袋HUMAX CINEMAS
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