13-205「ジャンゴ 繋がれざる者」(アメリカ)

俺は1万分の1の黒人だ 
 南北戦争勃発前夜のアメリカ南部。賞金稼ぎのドイツ人歯科医キング・シュルツは、お尋ね者三兄弟の顔を知る黒人奴隷ジャンゴを見つけると、彼の鎖を解き放ち、三兄弟の追跡に繰り出す。
 その後、ジャンゴの腕を見込んだシュルツは、彼を賞金稼ぎの相棒にして2人で旅を続けることに。
 しかし、そんなジャンゴが真に目指す先は、奴隷市場で生き別れた最愛の妻ブルームヒルダのもと。やがて、彼女が極悪非道な農園領主カルビン・キャンディに売り飛ばされたことを突き止めたジャンゴとシュルツ。
 2人はキャンディに近づくため、ある周到な作戦を準備するのだが。(「allcinema」より)


 クエンティン・タランティーノ、「イングロリアス・バスターズ」以来の監督作品で、初の西部劇。

 アカデミー作品賞候補にもなっていたが、脚本賞と、クリストフ・ヴァルツが「イングロリアス・バスターズ」の出演、受賞に続いて、本作でもアカデミー助演男優賞を獲得している。

 賞金稼ぎの歯科医キング・シュルツによって解放された奴隷だったジャンゴが、賞金稼ぎの相棒としてシュルツと旅を共にしながら、妻のブルームを助け出すために、彼女が奴隷として働いている、カルビン・キャンディの農園を目指すというストーリー。

 ジェイミー・フォックス演じる主人公のジャンゴという名前は、マカロニ・ウエスタンの「続・荒野の用心棒」の主人公からとり、オープニングに流れるテーマ曲も同じ。

 しかし、残念ながら「続・荒野の用心棒」は観たことがなく、テーマ曲は三池崇史監督の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」で北島三郎が歌っている方しか聞いたことなかったな。

 タランティーノらしい、残虐シーンの多い作品ではあったが、コミカルなシーンも織り交ぜられている。

 お尋ね者たちを追いかけ、捕まえる、というより殺しまくるという序盤の展開でもブラックなユーモアを交えながら、残酷なシーンを見せている。

 後半は、そのジャンゴとシュルツが、ジャンゴの妻を救い出すために、作戦を施してキャンディの農園に乗り込む展開。

 練りに練った作戦で、ジャンゴの妻、ブルームを取り戻そうとするが、うまくいきそうなところで、二人に立ちはだかってくるのが、執事のスティーヴン。

 このスティーヴンが、また個性的な人物だったな。

 ディカプリオ演じるキャンディもかなり残虐な男という印象であったが、それに追随するスティーヴンが、同じ黒人でありながら、黒人を蔑視するという男。

 キャンディも敵となるが、それ以上に大きな敵になるのがスティーヴンだったな。

 クライマックスは、激しい銃撃戦であるが、そのきっかけとなるシーンは、意外な展開に感じたな。
 最後の対決となるのは、てっきりキャンディだと思っていた。

 残虐シーンも多かったが、コミカルな雰囲気もあって、タランティーノらしい残虐さとコミカルさが融和された雰囲気の作品であった。

 まあ残虐といえども、見慣れている人間には普通のバイオレンス・シーンだとは思うが。

/5

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、ドン・ジョンソン
    サミュエル・L・ジャクソン、ウォルトン・ゴギンズ、デニス・クリストファー、ジェームズ・リマー
    マイケル・バークス、ローラ・カユーテ、M・C・ゲイニー、クーパー・ハッカビー、ドク・デュハム、ジョナ・ヒル
於:丸の内ピカデリー

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