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zoom RSS 13-149「終戦のエンペラー」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2013/07/28 01:18   >>

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信奉を理解してこそ、日本人の心を理解できる 
 1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾し、第二次世界大戦が終結する。その直後、ダグラス・マッカーサー率いるGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が上陸、日本の占領統治が始まる。
 さっそく戦犯の拘束に乗り出したマッカーサーは、日本の文化にも精通していたフェラーズ准将に真の戦争責任が誰にあったかを突き止めるよう命じる。
 しかし、日本独特のあいまいな意志決定のあり方に知日派のフェラーズも困惑し、調査は予想以上の困難を強いられるが。(「allcinema」より)


 第二次世界大戦、日本降伏の後、マッカーサー元帥を最高司令官とするGHQによる日本の占領統治が始まる。

 彼らの最初の仕事は、戦犯を捕らえることであったが、その中で天皇陛下に戦争責任があるのか調べるのが大きな課題であった。

 その任を担うのが、知日家でもあるフェラーズ准将。

 彼が、調査を通して、軍司令官や政治家、宮中の人物と話すことによって日本の文化、そして日本人の心に触れ、今後の日本のあるべき姿を見つけ出していく。

 アメリカ本国では、天皇陛下の戦争責任を追求する声が挙がっている中で、果たしてフェラーズはどのような調査結果を得るのか、そしてマッカーサーはどのような決断を下すのか、その結論が話の終着点となる。

 基本的に天皇陛下の戦争責任の結論については判っているのだが、それでもそこまでに行き着くフェラーズの調査については惹き込まれるものがあったな。

 フェラーズが話を聞くことになる近衛文麿、関屋貞三郎などの話は非常に曖昧なもので、特に天皇陛下の戦争責任に関しては、ハッキリと言及しない。

 その曖昧さが日本人らしいということであったが、確かにハッキリしないもどかしさはあったな。

 並行して描かれるのが、戦前アメリカに留学していた日本人女性アヤと恋に落ちたフェラーズが、彼女の行方を捜索すること。

 彼女が代用教員として働いていた静岡は空爆によって大きな被害を受けており、彼女の安否も判らぬままに物語は進んでいく。

 彼女との思い出が、フェラーズの回想シーンで描かれるが、その中にも調査、日本人の心というものを知る手がかりをフェラーズは見つけ出す。

 基本的には実話を基にしていると思うので、そのほとんどは実際にあったことだと思うが、玉音放送の直前に軍部が6度も皇居を襲ったということは初めて知ったな。

 天皇陛下は現人神ということで、車が通った時には背を向けて、見ないようにすることが敬意を表することである、というのも初めて見聞きした気がするな。

 フェラーズを演じたマシュー・フォックスはよく知らないな、と思ったが、「バーニング・クロス」で強烈な悪役を演じた人であった。

 マッカーサーを演じたのは日本でもお馴染みの、「メン・イン・ブラック」シリーズなどのトミー・リー・ジョーンズ。

 日本が舞台ということで、西田敏行や桃井かおり、伊武雅刀、火野正平も出演。
 関屋貞三郎を演じたのは、先日亡くなった夏八木勲であった。

 フェラーズの通訳タカハシを演じた羽田昌義は全く知らない俳優だったな。

 アヤを演じた初音映莉子もよく知らなかったが、「ノルウェイの森」で玉山鉄二演じる永沢の彼女ハツミを演じていた女優だった。

 話の展開は、結果を知りながらも、なかなか緊迫するものであったし、最後、あの有名なマッカーサーと天皇陛下が一緒に映る写真が撮られる経緯が判ったことはちょっと印象深かったな。

 そして最後に陛下がマッカーサーに語ったお言葉には、ちょっと感動的なものがあった。

 個人的には日本人の良さというところの表現が判りにくかった気もすると思ったが、なかなか面白い社会派ドラマであった。

/5

監督:ピーター・ウェーバー
出演:マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、西田敏行、羽田昌義
    火野正平、中村雅俊、夏八木勲、桃井かおり、伊武雅刀、片岡孝太郎、コリン・モイ
於:丸の内ピカデリー
「終戦のエンペラー」オリジナル・サウンドトラック
rhythm zone
2013-07-24
V.A.


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タイトル (本文) ブログ名/日時
終戦のエンペラー
中々に見応えある内容で良かった。 ...続きを見る
だらだら無気力ブログ!
2013/07/29 22:17
映画「終戦のエンペラー」これこそ、邦画で見たかった
映画「終戦のエンペラー」★★★☆ マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ 西田敏行、初音映莉子、桃井かおり 伊武雅刀、羽田昌義、火野正平 中村雅俊、夏八木勲出演 ...続きを見る
soramove
2013/08/10 08:24
「終戦のエンペラー」 公平な視点で描く
天皇に戦争責任はあったのか? この疑問は日本人にとって今をもってしても非常にセン ...続きを見る
はらやんの映画徒然草
2013/08/12 18:21
終戦のエンペラー
天皇の戦争責任を問うという日本人には禁断の映画なのかと思っていたら、やっぱりアメリカ・ハリウッド製作の映画だったな、といった印象。 マッカーサーが来日したときに、日本兵が背中をみせている所はまあ実際にあったことだし納得出来たが、焼け野原を昭和天皇を乗せた車が進んで行くなか、当時の日本人が天皇に対して背中をみせるなんておかしいのでは? 監督が「真珠の耳飾りの少女」の方だったので期待したのだが、正直がっかり。要求する事は確かに難しいのかもしれないが…。 主人公フェラーズ准将の恋愛話が話... ...続きを見る
いやいやえん
2014/03/10 08:46

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