13-114「エンド・オブ・ホワイトハウス」(アメリカ)

試練の時こそ、国家は団結する 
 2年前、大統領付きのシークレット・サービス、マイク・バニングは、事故に巻き込まれた大統領を救うため、大統領夫人を見殺しにしてしまう。以来、大統領付きを外され、しがないデスクワークに甘んじる日々を送っていた。
 そんなある日、ホワイトハウスがアジア系テロリスト集団の奇襲攻撃によって占拠され、大統領を人質にとられてしまう。
 警備に当たっていたシークレット・サービスも全滅し、大統領代行に任命されたトランブル下院議長をトップとする最高司令部では、手詰まり感が漂い始めていた。
 そこに、ホワイトハウス内部から緊急連絡が入る。それは異変に素早く反応し、たったひとり潜入に成功したマイクからのものだった。
 トランブルは、誰よりもホワイトハウス内部を熟知するマイクに、最後の望みを託すことを決断するが。(「allcinema」より)


 謎のテロリスト集団に突如襲撃され、わずか13分で占拠されてしまったホワイトハウス。

 大統領が人質となり、なかなか司令部も手を出せない中で、たった一人ホワイトハウスに侵入した、元シークレット・サービスのマイク・バニングが大統領の命、そして世界を救うために奮闘する、アクション・サスペンス。

 序盤のホワイトハウスが襲撃、占拠されるまでの展開は、リアル・タイムで描き、なかなか緊迫した展開を見せる。

 アメリカ国内、ワシントンが襲撃されるという、ちょっと考えられない設定ではあるが、その序盤の展開は戦争映画さながらに、空爆から激しい銃撃戦を見せる。

 どうやら、ホワイトハウスが襲撃されたならば、軍が到着するまで15分かかる、という事実があるらしく、本作でのテロリストの占拠には13分という時間での襲撃、占拠という流れを考えたということらしい。

 そして、大統領が人質となったホワイトハウスに侵入し、一人生き残ったマイクが、大統領とホワイトハウス奪還のために動き出す。

 ちょっと「ダイ・ハード」のような設定であったが、こちらは巻き込まれたわけではなく、自ら飛び込んでいく。

 冒頭、2年前にマイクがシークレット・サービスをしていた時に、ある事故が発生し、大統領夫人を死なせてしまう。

 そのことがマイクの心に傷として残っており、この緊急事態に大統領を救うことを決意し、一人テロリストに立ち向かおうとする。

 ちなみに大統領夫人を演じたのがアシュレイ・ジャッドで、個人的には久しぶりに見た気がしたのだが、こんなに早く退場するとはな。

 その間、テロリストの要求によって、世界が紛争の危機、そしてアメリカも焦土と化す危機に直面することになる。

 テロリストの要求により、タイム・リミットが設けられた中、マイクはテロリストを倒し、大統領を、そして世界を救うことができるのか。
 緊迫感高まる展開に、どのようにマイク一人でテロリストたちに立ち向かうのか、興味惹かれる話であった。

 それにしても、序盤の襲撃シーンでもそうであったが、一体どれだけの人間が死んでいったのか。

 襲撃時、韓国首相が訪問中であり、一緒に人質となってしまうのだが、その扱いのアッサリしたこと。
 終盤のヘリ墜落の扱いも、ちょっと驚きだったな。

 マイクを演じたのはジェラルド・バトラーで、他にもモーガン・フリーマンも下院議長、大統領代理で司令部長官として登場。

 マイクの妻をラダ・ミッチェルが演じていたが、この夫婦の物語はそれ程深く描かれなかったな。

 2年前の事故によって失っていた誇りと自信をマイクが取り戻そうとする話でもあったが、そのあたりの描き方もやや弱かったかな。

 それでも、話としてはなかなか面白かったし、惹き込まれるアクション大作であった。

/5

監督:アントワーン・フークア
出演:ジェラルド・バトラー、モーガン・フリーマン、アーロン・エッカート、メリッサ・レオ
    リック・ユーン、アシュレイ・ジャッド、ラダ・ミッチェル、アンジェラ・バセット
    ロバート・フォスター、コール・ハウザー、フィンリー・ジェイコブセン、ディラン・マクダーモット
於:池袋シネマ・ロサ

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