13-060「ヒプノティスト -催眠-」(スウェーデン)

お前は私の血族 
 ストックホルム郊外で一家惨殺事件が発生する。
 捜査に当たるヨーナ警部は、かろうじて一命を取り留めた15歳の長男ヨセフから犯人に繋がる情報を引き出そうと、催眠療法の第一人者として知られる精神科医エリックに相談する。
 ある理由から催眠療法を封印していたエリックだったが、さらなる凶行の発生を心配し、ヨセフへの催眠療法を決意するのだったが。(「allcinema」より)

 スウェーデンの作家ラーシュ・ケプレルのベストセラー「催眠」「ギルバート・グレイプ」「砂漠でサーモン・フィッシング」のラッセ・ハルストレムが監督した北欧ミステリー。

 ストックホルムで起こった一家惨殺事件の捜査協力のため、催眠療法の第一人者である精神科医のエリックが、唯一生き残ったものの、昏睡状態である少年ヨセフに催眠療法を施す。
 しかし、それによりエリックの家族にも危険が迫る様を描いたサスペンス。

 どこか爽やかな印象を残す作品を撮るという印象のラッセ・ハルストレムが、サスペンス・ミステリーを撮るのは珍しいな、という印象。

 一家惨殺事件が発生し、事件を捜査する国際警察のヨーナは、エリックに催眠療法を依頼し、唯一の生存者であり、昏睡状態の少年から事件の状況を聞きだそうとする。

 催眠療法で事件の真相を探ろうとする展開は、SFとまではいかなくとも、ちょっと現実から離れた話だという感じがするな。

 一家惨殺事件を追うと共に、エリックの家族にも危険が迫り、同時にその事件を追う展開になっている。

 催眠療法という手段を用いているので、もしかすると事件の真相も心理的な、サイコ的なものではないかな、という気がしてくる。

 一家惨殺事件の方の犯人に関しては、ちょっとそういうサイコ的な傾向があったかな。

 エリックの家族に起こった事件の真相もそういうものかな、と思ったが、こちらの方の犯人は結構正統的なものだったな。
 ただ、やっぱり精神的な、サイコ的な傾向はあったようだが。

 ヨセフには、もう一人姉がいて、行方知れずとなっており、もしかすると殺されているか、犯行に関わりがあるのではないか、と思わせる。
 更にヨセフには意外な秘密がある、という展開で、ところどころちょっとした驚きを垣間見せてくれる。

 しかし、事件の展開に関しては、結構オーソドックスだったな、という印象の作品だった。

 そして、やっぱりラッセ・ハルストレム。

 事件を追う中で、家族愛、夫婦愛を描くようなシーンも多く、全てが解決した後の、エリックやヨーンの様子を映し出すシーンや、バックに流れる音楽には、ちょっと爽やかな雰囲気が流れていたな。

 エリックを演じていたのが「エージェント・ハミルトン ~祖国を愛した男~」で諜報員ハミルトンを演じていたミカエル・パーシュブラントだった。
 スウェーデンでは人気の俳優なんだろうな。

/5

監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ミカエル・パーシュブラント、レナ・オリン、トビアス・ジリアクス、オスカル・ペッタソン、アンナ・アスカラーテ
    ヨナタン・ボークマン、ヘレーナ・アフ・サンデバリ、エヴァ・メランデル、グスタフ・レヴィン、ウルフ・エクルンド
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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2013-07-26


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  • ヒプノティスト―催眠―

    Excerpt: 一家惨殺事件で、かろうじて生き残った少年。刑事は意識不明のその少年から事情を聴き出そうと催眠療法の専門家に調査を依頼するが…といったストーリー。 催眠療法に殺人事件といった設定に心くすぐられ.. Weblog: いやいやえん racked: 2013-08-26 09:21
  • 【映画】ヒプノティストー催眠ー

    Excerpt: <ヒプノティストー催眠ー を観ました> 真実は、意識の下に隠されている… 原題:Hypnotisoren 製作:2012年スウェーデン 人気ブログランキングへ 北欧ミステリーと言う事で、独.. Weblog: ★紅茶屋ロンド★ racked: 2013-09-19 16:03