13-026「ザ・パック 餌になる女」(フランス・ベルギー)

大地は血を欲しがっている 
 一人でドライブ中のシャルロッテは、ヒッチハイクしていた男を拾ってあげる。
 その後、寂れたダイナーに立ち寄った2人は、地元のチンピラに絡まれ窮地に陥るが。(「allcinema」より)

 ベアトリス・ダルが最凶の殺人鬼を演じた「屋敷女」のスタッフが、再び集結して手がけたホラー。

 「フロンティア」「マーターズ」など、これまでも凄惨なフレンチ・ホラーがあったが、本作もちょっとそういう部分では期待した。

 グロテスクなシーンはところどころにあったが、思っていたほど強烈なものではなかったかな。

 一人で車を運転していたシャルロッテが、ヒッチハイクをしていた男マックスを乗せる。
 あるダイナーに立ち寄ると、そこでバイカーたちに絡まれるが、ダイナーの女主人スパックが彼らを追い払う。

 その後マックスはトイレに行くが、そのまま戻ってこない。
 シャルロッテはマックスを捜すため、夜になるとダイナーに忍び込むが、そこで何者かに襲われる。

 邦題からもシャルロッテが捕らわれることは判るし、その犯人は女主人スパックであることもすぐに明かされる。
 その様子からマックスも加担していることも判る。

 果たしてスパックとマックスはシャルロッテを捕らえ、彼女をどうしようというのかが気になるところであった。

 一緒に捕らわれている者もいて、頭を釘で一撃され、その穴から血を注いだり、焼印を押したりする。

 結局彼女らは、モンスターたちの餌にされようとするわけであるが、血を抜いて、溜めたりするのは判ったが、焼印を押すことに何の意味があるのか、判らなかったな。

 一応その真相を語るようなシーンもあるが、モンスターたちの正体も今ひとつよく判らない。

 細々と気になる部分はあったが、話の展開自体は興味深かった。
 クライマックスはモンスターたちとシャルロッテたちの対決シーンとなり、バトルの様相も見せてくれる。

 個人的には、ヨランド・モロー演じるスパックの狂気の様を期待したが、思っていたほどではなかったな。
 しかし、元プロレスラーだという件は、ちょっと面白かったし、すぐに反撃されてしまうような、仕事の粗さはあったが、ちょっと不死身っぽい不気味さは表されていたな。

 面白いと言えば、シャルロッテとマックスが最初ダイナーに入った時の、シャルロッテが話す、動物虐待者と死体愛好者、放火魔、殺人鬼、マゾヒストのジョークはブラックだったが、面白かった。

 最初は、監禁した女性を、スパックたちが食しようとするのかと思ったが、そこから正体不明のモンスターが登場。
 更にクライマックスはバトルとなる展開で、ある意味先の読めない話であるところは面白い作品だった。

 結末のことを言ってしまうと、モンスターたちにとって、これからも餌を調達してくれるものが必要だったということなのだろうな。

/5

監督:フランク・リチャード
出演:ヨランド・モロー、エミリー・ドゥケンヌ、バンジャマン・ビオレ、フィリップ・ナオン、マティアス・スーナールツ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
ザ・パック 餌になる女 [DVD]
ビクターエンタテインメント
2013-09-27


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  • ザ・パック 餌になる女

    Excerpt: 「屋敷女」のスタッフの、フランス産監禁捕食ホラー。 なんて事のない単純ホラーなんですが、あまり意味を求めてはダメかもしれない。あのバケモノたちは何で服着てるの?とか斧振り回してるぞとか。 .. Weblog: いやいやえん racked: 2013-09-17 09:16