12-232「ロボット」(インド)

鉄のハートに花が咲く 
 天才工学博士バシーは長年の研究の末に、高性能二足歩行型ロボット、チッティの開発に成功する。
 すべてにおいて人間を凌駕する能力を有し、命令に忠実なチッティに人類の希望は膨らんだ。しかし、人間の感情もプログラムされたチッティは、博士の恋人サナに恋してしまうのだった。
 やがて博士の怒りを買い、廃棄処分にされてしまうチッティ。それを悪徳工学者が回収し、最強最悪のターミネーターへと改造。
 冷酷な感情に支配されたチッティはサナを拉致すると、バシー博士と人類に容赦のない反撃を開始するのだった。(「allcinema」より)

ロボット - goo 映画

 10年ぐらい前に「ムトゥ踊るマハラジャ」が公開されて、一時日本もインド映画がブームになった時があったと思うが、ここ最近はインド映画の公開もほとんど聞いてなかったな。

 自分自身もほとんど観たことなく、特集上映で上映された「DON ドン -過去を消された男-」「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」ぐらいしか観ていなかった。

 そんなインド映画が久しぶりに日本で公開。製作費37億、全世界の興収が100億円とい超大作のようである。

 インド映画の特徴は、その長さにもあり、3時間ぐらいはざらで、大抵途中でトイレ休憩のインターバルがとってある。

 日本だと3時間なら、トイレ休憩なしで我慢させることも多く、確か「DON ドン -過去を消された男-」や「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」でもインターバルの表示があっても、そのまま上映を続行していたな。

 それもあってか、本作の日本上映の当初は、日本用の139分の短縮版の上映だったようだが、リクエストがあったのか、177分の「完全版」も上映されることになり、その完全版バージョンで鑑賞。

 もちろんトイレ休憩無し。

 ストーリー自体は、それ程凝ったものではない。

 ラジニカーント演じる、天才工学博士バシーの手によって、最新鋭技術で作られた二足歩行ロボット、チッティ。

 その力で、危険な状況にある人々を助け、博士もチッティも世間の賞賛を浴びるが、チッティに感情が芽生え、博士の婚約者であるサナに横恋慕し、そのためチッティは廃棄処分とされる。

 バシーの賞賛をやっかんでいたライバル博士の手で蘇ったチッティは、冷酷なロボットとして、世界を破滅させようと目論み、更にサナを手に入れようと暴走する。

 前半はチッティの誕生、その活躍から廃棄まで。後半は蘇ったチッティの暴走と、それを止めようとするバシーたちの奮闘を描いている。

 前半では「100人を助ける力」を授けられたチッティが、後半では「100人を殺す力」を与えられる。

 数としては、ちょっとこじんまりしているな。

 VFXを駆使して描かれるチッティの活躍は、なかなか見応えのあるシーンも多くて、これでもか、とアクションを叩きつけてくる。

 悪の権化となったチッティのクライマックスの様子は、もう地球侵略を狙うエイリアンの送り込んできたモンスターのようであった。

 チッティは、バシー博士に瓜二つで作られたということで、チッティを演じていたのもラジニカーント。

 大活躍だったな。

 サナを演じたのは、94年のミス・ワールドに輝いたというアイシュワリヤー・ラーイ。
 確かに美人である。

 そんな彼女とラジニカーントが、インド映画の特徴である、途中挿入される歌とダンスのシーンでも大活躍。

 インド映画の楽しみの一つは、この唐突とも言える歌とダンスのシーンであるが、必ずフルコーラス歌ってくれるので、これが作品が長くなる要因の一つかもな。

 しかし、これが華やかなシーンであるし、結構歌もノリが良かったりして楽しいものが多い。

 「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー賞作曲賞を受賞したミュージシャンが手がける音楽は、何となく今までのインド映画で歌われる曲とは雰囲気違ったように感じたが、それでも充分楽しめるダンス・ミュージックである。

 VFXを使ったアクションや、歌とダンス。そして判りやすいストーリー展開と、久しぶりにインド映画のエンターテインメントを堪能した作品だった。

/5

監督:シャンカール
出演:ラジニカーント、アイシュワリヤー・ラーイ、ダニー・デンゾンパ
於:池袋シネマ・ロサ
Robot
Venus Records & Tapes Pvt.Ltd.(India)
2010-08-24


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    Excerpt: オープニングの映像の出来が以外にイイな。 Weblog: だらだら無気力ブログ! racked: 2012-10-21 00:52
  • ロボット

    Excerpt: インド産のSF大作です。笑いあり涙ありバトルあり失恋ありダンスありのなんじゃこりゃムービーなんですが、これが面白かった。冒頭のテロップスーパースター・ラジニにもう大爆笑。むこうではスーパースタ.. Weblog: いやいやえん racked: 2013-02-22 16:51