12-163「マリリン 7日間の恋」(アメリカ・イギリス)

彼女は誰の助けも必要としない 
 1956年、マリリン・モンローは、ローレンス・オリヴィエ監督・主演作「王子と踊り子」の撮影のためロンドンに降り立つ。
 演技派への飛躍を胸に、本作に並々ならぬ意欲を見せていたマリリンだったが、彼女の学んでいた演技法はオリヴィエによって否定されてしまい、様々なプレッシャーから遅刻も常習化していく。
 おまけに、結婚したばかりの夫アーサー・ミラーは、情緒不安定なマリリンを持て余し、さっさと帰国してしまう。
 そんな中、撮影がはかどらず苛立つオリヴィエからマリリンの見張り役を命じられる第3助監督のコリン・クラークだったが。(「allcinema」より)

マリリン 7日間の恋 - goo 映画

 マリリン・モンローとのロマンスを綴った回顧録となると、スキャンダラスなイメージがあるのだが、その回顧録を映画化した本作は、全くそんなスキャンダラスな感じはなかったな。

 ローレンス・オリヴィエ監督、主演作「王子と踊り子」に出演するため、アメリカからイギリスへとやって来たマリリンであるが、極度のプレッシャーなどから、なかなか撮影自体うまく進まなかった。

 そこでマリリンの見張り役を命じられた第3助監督のコリン・クラークが、彼女の悩みに真摯に向き合い、やがてマリリンもコリンだけに心を開いていく。

 もっとコリンが深みにはまって泥沼化するのかと思ったが、意外と爽やかに、青年の年上の女性、しかもあのマリリン・モンローに対する憧れが、やがて二人のロマンスのようなものに変わっていく。

 コリンが上流階級の家柄で、人との接し方を心得ていたところで、マリリンも心を許し、泥沼化もしなかったのかもしれないな。

 実はマリリン・モンローの作品は観たことがなく、少しの映像と多すぎる情報によってしか知らないのだが、セックス・シンボルとしての人気はあったものの、演技派へと移行を図ろうとする彼女の悩みや苦しみ描かれていて、興味深い内容だった。

 マリリン・モンローを演じたミシェル・ウィリアムズはゴールデン・グローブ賞で主演女優賞を獲り、アカデミー主演女優賞にもノミネートされている。

 個人的にはあまり彼女に魅力を感じないのだが、本作ではとても不安定ではあるが、周囲の人間を虜ぬするマリリンを見事に表していたな。

 当然ながら、マリリンの他にもローレンス・オリヴィエ、ヴィヴィアン・リー、アーサー・ミラーという実在した俳優、人物も出てくるので、そのあたりも興味深い。

 あまり注目されていなかったように感じるが、ローレンス・オリヴィエを演じたケネス・ブラナーもアカデミー助演男優賞にノミネートされていた。

 他にエマ・ワトソンがコリンと恋人のような関係になる女性ルーシー役で出演していたが、「ハリー・ポッター」シリーズ以外で彼女を見るのは初めてだったが、全く違和感なく見ることができたな。

 作品全体にちょっとコミカルな風味もあり、二人のロマンスも爽やかな感じで、入り込みやすい作品だった。

/5

監督:サイモン・カーティス
出演:ミシェル・ウィリアムズ、ケネス・ブラナー、エディ・レッドメイン、ジュリア・オーモンド
    ダグレイ・スコット、ドミニク・クーパー、エマ・ワトソン、ジュディ・デンチ、ゾーイ・ワナメイカー
於:角川シネマ有楽町
My Week With Marilyn
Sony Classics
2012-04-03
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