12-140「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(イギリス)

党を変えるなら党を率いて、国を変えるなら国を率いて 
 孤独な晩年を送る86歳のマーガレット・サッチャー。すでに他界した夫デニスの幻想を相手にしてしまうこともしばしば。
 そんな彼女は、ふと自らの人生を振り返る。
 市長も務めた父の影響で政治家を志すようになったマーガレットは、やがて下院議員選挙に立候補するがあえなく落選。
 失意の彼女を実業家のデニス・サッチャーが優しく励まし2人は結婚。子どもにも恵まれ、幸せな家庭を築くが、政治への意欲を失わないマーガレットは、ついに下院議員への当選を果たす。
 男たちが支配してきた世界に飛び込んだマーガレットは、様々な困難に強靱な意志で立ち向かい、着々と政界での地位を高めていくのだが。(「allcinema」より)

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 - goo 映画

 いまだにイギリスの首相といえば、サッチャー首相を思い出すくらいであるが、イギリス史上では初の、そして唯一の女性首相であるマーガレット・サッチャーの、英国再建のための孤独な戦いを描いた伝記ドラマ。

 マーガレット・サッチャーを演じたのはメリル・ストリープで、「ソフィーの選択」以来2度目のアカデミー主演女優賞を獲得している。

 ストーリーは、晩年86歳となり、政権からも退き、愛する夫デニスも他界して8年となる現在から始まる。

 デニスの死をなかなか受け入れられないのか、遺品の整理も行わずにいるのだが、時折そのデニスの幻想と会話したりする。

 そんな不可解な行動は、サッチャーの後悔と苦悩を表しているものだったのかな。

 そして、そんなサッチャーがこれまでの政治家人生を振り返るように、子供の頃から父親の影響で政治家を目指すようになったところから物語が回顧される。

 ちょうどサッチャーが政権で辣腕を振るっていた時代というのは、自分が世界で起こったことを少しずつ知り始めた頃だったから、作中で描かれるフォークランド紛争などは、よく聞いたニュースだったな。

 さすがにイギリスの経済的なところまでは判らなかったが。

 史上初の女性首相として、経済が破綻しかけている国内を立て直そうと、時には厳しい決断を下すマーガレット・サッチャー。

 政治家として辣腕をふるっている影で、家族との軋轢なども描かれる。

 何となく「J・エドガー」と同じような作りの作品のように感じるが、世界的不況の現在で、サッチャーのような強い政治家が再び現れるのを切望しているような感じがするな。

 政治でも家庭でも、様々な苦難がある中で、マーガレット・サッチャーの生き様とその運命を描いた作品で、史実で進んでいくということが判っていても、共感していくところがあるな。

 マーガレット・サッチャー自身の姿や話し方はそれ程憶えていないのだが、サッチャーを演じたメリル・ストリープは彼女に近かったのかな。

 野心一杯で、力強い女性というものをさすがの演技で表現していたとは感じる。

 サッチャーということでなくても、一人の女性が政治家として闘ってきた姿を描いた作品として、惹き込まれるストーリーではあった。

/5

監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント、オリヴィア・コールマン、ハリー・ロイド、アレクサンドラ・ローチ
    ロジャー・アラム、スーザン・ブラウン、ニック・ダニング、ニコラス・ファレル、イアン・グレン、アンソニー・ヘッド
於:TOHOシネマズ日劇
Iron Lady
Sony Classics
2011-12-20
Soundtrack


Amazonアソシエイト by Iron Lady の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック