12-094「テルマエ・ロマエ」(日本)

ローマの道は全てに通ず 
 古代ローマ帝国。浴場設計技師のルシウスは生真面目な性格が災いし、流行に乗り遅れて職場をクビになってしまう。
 気分転換にと友人に誘われ、公衆浴場(テルマエ)にやってきたルシウス。突然そこで溺れてしまった彼は、なぜか現代日本の銭湯にタイムスリップする。
 漫画家志望の山越真実ら、見たこともない平たい顔ばかりを前に途方に暮れるルシウスは、ローマよりも遥かに進んだ風呂文化を目の当たりにして愕然。
 やがて古代ローマに戻ったルシウスは、平たい顔族(日本人)の風呂文化を採り入れた浴場を設計し大評判となるのだが。(「allcinema」より)

テルマエ・ロマエ - goo 映画

 相変わらずコミックスに関しては疎く、本作もヤマザキマリの人気コミックを実写映画化したものであるが、原作についてはよく知らない。

 古代ローマ帝国のテルマエ設計技師のルシウスが、ひょんなことから現代日本の銭湯にタイムスリップし、そのお風呂文化に驚愕しつつ、その文化を古代ローマでも採用し、大評判を得る。

 ルシウスが浴場の設計に悩むたびに、浴場で溺れ、気が付くと現代日本の銭湯や家庭風呂、温泉にタイムスリップする。

 もちろんルシウスはタイムスリップをしていると思いもせず、そこで出会う日本人をまず〝平たい顔族〟と呼び、属国の奴隷と思うのだが、その風呂文化には驚愕する。

 今や銭湯も少なくなってきている現代であるが、もちろん現代人には当たり前のものが、ルシウスはそれを見て、触れるたびに驚愕する。

 驚きの瞬間のルシウスのリアクションが常に面白くて、そこは笑いの耐えないシーンが続く。

 そして、その風呂文化を模倣して、古代ローマでも採り入れるのだが、その模倣もまた面白かったな。

 こういうタイム・スリップもののコメディって、やっぱり文化や世界の違いに、過去の人が驚愕するというところが面白いのだが、ルシウスを演じた阿部寛のリアクションがうまくて、面白かった。

 中盤まではそういうタイム・スリップが続いて、その度驚くルシウスのリアクションに笑わされる。

 ずっと笑いの耐えない展開であったが、終盤になってくると、古代ローマ、ハドリアヌス帝の危機を救うため、ルシウスと古代ローマにタイム・スリップしてしまった、上戸彩演じる山越真実と風呂を愛する人々が、協力して行動を起こすという展開。

 正直終盤はほとんど笑いというものがなかったかな。

 真実が古代ローマにタイムスリップして、言葉はどうなるのかな、と思っていたら、そこはTV的な処理でちょっと笑いを誘う。
 「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」と同じような処理だな、と思ったら、製作に亀山千広が名を連ねていた。

 歴史を変えないために、ルシウスたちが汗水たらして働いて、という終盤の展開は、少なからず感動的な話になっていたのかな。

 やっぱり前半のルシウスが現代日本の風呂文化に驚愕するというシーンが一番面白く、阿部寛のリアクションの上手さが際立っていたな。

 やや終盤トーン・ダウンという感じはあるが、楽しい一本ではあった。

 基本的にシャワーですます自分だが、本作を観ると、ゆったり風呂に、あるいは温泉にでも浸かりたい気分にさせられる。

-/5

監督:武内英樹
出演:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親、キムラ緑子、勝矢
    外波山文明、飯沼慧、岩手太郎、木下貴夫、神戸浩、内田春菊、松尾諭、森下能幸、蛭子能収
於:TOHOシネマズ シャンテ
映画 テルマエ・ロマエ ムジカ・コレクティオン
SMJ
2012-04-25
サントラ


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この記事へのコメント

2012年06月08日 12:10
 映画『テルマエ・ロマエ』『ノルウェイの森』のロケ地、伊豆の大滝温泉天城荘でございます。
 昨年(2011年)9月の台風被害復旧が捗らず余儀なく休館をいただきながら、再開に備えを進めてまいりました。おかげさまで、大勢の皆さまからの応援とご協力によりこのゴールデンウィークに再開でき連休期間は満室となり良いスタートができました。年末年始・河津桜祭りを跨いで随分長いことお待たせしてしまったことをお詫び申し上げますとともに、リピーター様を中心に多くの皆さまにまたおもてなしをさせていただけるようになりましたこと本当に感謝でございます。
 真摯に、今後もこれまで以上に個性に磨きをかけて、一人でも多くの皆さまの健康と幸福のお役に立ちたいと存じます。
 これからも『テルマエ・ロマエ』『ノルウェイの森』ともども伊豆の大滝温泉天城荘、湯の国ニッポン、何卒宜しくお願いします。
 皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げます。
 「“湯の国ニッポン♪” ともに頑張ろう日本!」
 

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