12-118「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(アメリカ)

鍵は必ず何かを開けられる 
 9.11アメリカ同時多発テロで最愛の父を失った少年、オスカー。いまだ悲しみから立ち直れずにいる母と2人暮らしの日々。
 そんなある日、父の遺品の中から一本の鍵を見つける。それが入っていた封筒には“ブラック”の文字。
 オスカーはこの鍵に父のメッセージが託されていると確信し、母親に内緒でニューヨークに住むブラック氏をしらみつぶしに訪ねて謎を解き明かそうと決意する。
 やがて、祖母のアパートに間借りしている風変わりな老人がオスカーの鍵穴探しの旅を手伝うようになるのだが。(「allcinema」より)

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い - goo 映画

 9.11同時多発テロで、父親を失った少年が、父親の遺品の中で見つかった鍵に合致する鍵穴を探そうとニューヨーク中を旅する物語。

 そうする中で、様々な人と出逢い、徐々に父親の死を受け入れ、悲しみを乗り越えていく、喪失と再生の物語になっている。

 父親トーマスにはトム・ハンクス、母親リンダにはサンドラ・ブロックと、アカデミー賞俳優があたっているが、主人公となるのは、息子オスカー・シェルを演じたトーマス・ホーン。

 父を失った悲しみをうまく乗り越えられず、母親ともうまく接することのできない少年の心をうまく表現していたな。

 オスカーが父親の遺品の中で見つけた鍵を持って、その鍵穴を探すという話であったが、その過程は興味深かったな。

 本当にどこの鍵か見つかるものなのか、半信半疑であったが、その過程で出逢った人々とのエピソード。

 そして最終的に鍵穴を見つけるオスカーが行き着いた場所での展開は感動的でもあり、落胆してしまう感じでもある。

 オスカーが必死すぎるほど鍵穴を見つけ出そうとするその心には、ある理由が隠されており、父親の最後のメッセージがそこにはある、と信じ込んでいる。

 その理由というのが、かなり悲劇的なもので、これは少年にとっては厳しい出来事だったな。

 オスカーとうまく接することのできなくなった、サンドラ・ブロック演じる母親のリンダ。

 本当に出番は少なく、このまま終わってしまうのか、と思っていたら、最後に息子を思う行動があった、というのには、ホンノリさせられたな。

 鍵を探すオスカーに付き合う、口の利けない老人に、本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされたマックス・フォン・シドー。

 こちらも口を利けないながらも、オスカーを見守り、時に悲しみを見せる演技で、その気持ちがよく伝わってきたな。

 内容としては、かなり悲劇的な雰囲気に包まれているが、それを爽やかに綴っているところは、非常に観やすい作品でもあったな。

 「日本じゃ、月曜の朝よ」

 この台詞は、あまり洒落た感じには受け止められなかったが、日本という言葉を出して、やっぱり日本の観客を意識したものなのかな。

/5

監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー、バイオラ・デイビス
   ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト、ゾーイ・コールドウェル、スティーヴン・マッキンレー・ヘンダーソン
於:シネマサンシャイン池袋
Extremely Loud and Incredibly Close: Original Motion Picture Soundtrack
Watertower Music
2011-12-20


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