12-049「麒麟の翼 劇場版・新参者」(日本)

死にゆく者のメッセージを受け取るのが生きている者の義務 
 ある日、日本橋の翼のある麒麟像の下で男性の刺殺体が発見される。
 被害者である青柳武明は死の直前、腹部を刺されながら誰に助けを求めることもなく、8分間も歩き続け、縁もゆかりもない日本橋までやって来るという不可解な行動をとっていた。
 一方、容疑者には、青柳のバッグを持って現場から逃走中に車に轢かれて意識不明に陥った若者・八島冬樹が浮上。恋人・中原香織が懸命に無実を訴えるも、事件は八島の犯行としてあっけなく解決するかに思われた。
 そんな中、日本橋署の刑事・加賀恭一郎はコンビを組む松宮脩平とともに独自の捜査を進めていくが。(「allcinema」より)

麒麟の翼~劇場版・新参者~ - goo 映画

 「白夜行 -白い闇の中を歩く-」と同じ東野圭吾原作のヒューマン・ミステリー。

 阿部寛演じる、日本橋署の刑事・加賀恭一郎が事件を捜査、解決していく物語で「新参者」というドラマの映画化であるが、ドラマの方は未見。

 中井貴一演じる青柳武明が、日本橋の麒麟像の下で刺殺体として発見される。

 その事件を解決するために、加賀と溝端淳平演じる松宮脩平の二人が捜査を進めていく。

 捜査の中で青柳の家族、そして容疑者であるが、事件直後に事故に遭い、意識不明の重体となった八島冬樹と、その恋人である中原香織に関わる物語が展開されていく。

 加賀が捜査を進めているうちに彼らに関する様々な謎が提起され、それを一つ一つ紐解いていくうちに、思わぬ真実に行き着いていく。

 青柳の最近の行動、そして八島の行動、二人の意外な接点など様々な謎があり、途中までは犯人が誰で、どのような真実が隠されているのか、なかなか読めない展開であった。

 加賀が視点を変えたところで、真実がようやく突き止められていくが、最初はそれ程関わりがないかな、という人物が重要であったりして、意外と言えば意外な犯人だった。

 ただ、それ程驚くような真実ではなく、逆にそこに至ってしまった人々の心情にスポットを当てたようで、正にヒューマン・ミステリーだったな。

 新垣結衣演じる中原香織がかなり出番が多かったのだが、真実が明かされた後では、あまり事件に関係ないのかな、と思ったが、麒麟像に関することでは、確かに意味のある人物だったな。

 捜査チームからは少し外れて、独自の視点で捜査していく加賀に関しては、刑事ものとしては、よくある設定かな、と思うが、彼が謎を解き明かしていく過程は興味深かった。

 それに付き合わされる松宮は、加賀の従兄弟という設定だったのか。

 最後に解き明かされた真実については驚くほどではなかったが、そこに至るまでが予測しづらく、なかなか面白い展開の作品ではあった。

 エンド・ロールで向井理の名前があり、どこに出ていたのか全く判らなかったが、後から聞いて、そうだったのか、と納得。

 ドラマには出ていたということなんだろうな。

+/5

監督:土井裕泰
出演:阿部寛、新垣結衣、溝端淳平、松坂桃李、菅田将暉、山﨑賢人、柄本時生、竹富聖花、聖也
    黒木メイサ、山﨑努、三浦貴大、劇団ひとり、秋山菜津子、鶴見辰吾、松重豊、田中麗奈、中井貴一
於:TOHOシネマズ日劇

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