11-345「とある飛空士への追憶」(日本)

空にいると自由なんだ 
 中央海を挟んで12,000km隔たった2つの大陸。それぞれを支配する2つの国は対立し、戦争状態が続いていた。 そんな中、神聖レヴァーム皇国の皇子カルロの婚約者ファナ・デル・モラルの命が敵国に狙われる事態に。
 そこで、敵国領内に残された次期皇妃ファナを救出すべく、彼女を水上偵察機に乗せ、護衛なしで敵中を突破し、12,000km隔てた神聖レヴァーム皇国に送り届けるという無謀とも思える極秘作戦が計画される。
 最下層の民で、身分の関係ない自由な空への憧れから飛空士となった青年、狩乃シャルル。その卓越した操縦技術を買われ、この失敗の許されない極秘作戦のパイロットに起用されるのだったが…。(「allcinema」より)

とある飛空士への追憶 - goo 映画

 「時をかける少女」「サマーウォーズ」を手がけたアニメスタジオ、マッドハウスが制作したということだけで鑑賞した一本。

 原作は犬村小六のライトノベルで、かなり評判が高かった作品らしいが、聞いたことがなかったな。

 最下層の身分でありながら、類まれなる操縦技術を持つ青年飛空士の狩乃シャルルが、公爵の娘で皇国の皇子の婚約者であるファナ・デル・モラルを、敵中を突破し、無事に皇子の元へ送り届ける極秘指令を受ける。

 敵に見つからずに、あるいは敵の攻撃を無事に逃れ、次期皇妃を送り届けられるのか、というストーリーと、たった二人で空を飛んでいるうちに、二人の間に身分違いの恋のようなものが生まれそうになる。

 この二人の想いがどのように変わっていき、飛行の最後にどのような結末を迎えるのか、気になる展開となっている。

 外国あたりで、このような展開だと、やたらと気位の高い皇妃と、同じくやたらと粗野でプロフェッショナルにこだわる飛空士が、最初はぶつかり合いながら、最後にはお互い恋に落ちているという展開になりそうであるが、本作の皇妃ファナは清楚で大人しめ。

 そして飛空士のシャルルも優しげで、どこか悲しげでもある。

 それでもお互い惹かれ合うという展開は変わらないのだが。

 途中敵に狙われたり、戦闘シーンもあって、そのあたりはまずまず面白かったかな。

 二人の恋物語も、ありがちな話かとは思うが、それなりに気になってくるものがあった。

 元々幼い頃は元気一杯の少女であったファナが、シャルルと一緒にいるうちに変わったと言うよりも、本来の自分を取り戻し、強さも身に着けたような感じだったな。

 身分違いの恋の結末としては、精一杯のハッピー・エンドだったかな。

 それにしても、最後に報償である金をああいう風にしてしまうなんて、この話の中ではスッキリするかもしれないが、どうももったいないような、何故そんなことをするのか、と思ってしまうのは下世話かな。

 かつて天才子役と言われ、最近はあまり姿を見ない印象の神木隆之介がシャルルの声を担当。

 意外とこれまで「ピアノの森」や「サマーウォーズ」「借りぐらしのアリエッティ」など声優をしていることも多いようだ。

 自分の後ろに座っていた客は、神木隆之介の声に否定的であったが、個人的にはそんなに違和感はなかったな。

 ラブ・ストーリーとまで言えないかもしれないが、二人のほのかな恋物語は興味深い作品だった。

 戦闘シーンは思っていたよりも少なめだったかな。

/5

監督:宍戸淳
声の出演:神木隆之介、竹富聖花、富沢たけし、小野大輔
於:テアトル新宿
とある飛空士への追憶 Blu-ray スタンダード・エディション
バンダイビジュアル
2012-02-24


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