11-302「ゴーストライター」(フランス・ドイツ・イギリス)

一連の冒頭が危険だ 
 英国の元首相アダム・ラングの自叙伝執筆を依頼された一人のゴーストライター。政治に興味のない彼は気乗りしないままに、ラングが滞在するアメリカ東海岸の孤島へと向かう。
 そこでラングへの取材をしながら、フェリーから転落死したという前任者の仕事を引き継ぎ、原稿を書き進めていく。
 しかし次第に、ラングの過去に対する疑問がわき上がってくる。
 そして、いつしか真相に迫ろうと深追いしてしまうゴーストライターだったが。(「allcinema」より)

ゴーストライター - goo 映画

 「戦場のピアニスト」でアカデミー監督賞を受賞したロマン・ポランスキー監督がロバート・ハリスの小説を映画化したサスペンス・ミステリー。

 イギリスの元首相アダム・ラングの自叙伝執筆を依頼された一人のゴーストライターが、危険な秘密に迫っていき、やがて巨大な陰謀に巻き込まれていく様を描いている。

 何となく音楽の使い方や、シーンの繋ぎなど、雰囲気がややレトロな感じがする作品であったが、これが監督の狙いなのかはよく判らなかったが、そのレトロな雰囲気がまた内容に合っていた感じはした。

 ユアン・マクレガー演じるゴーストライターは、ピアース・ブロスナン演じる、元英国首相アダム・ラングの自叙伝執筆を依頼され、ラングが滞在するアメリカ東海岸の島に建つ邸宅へと向かう。

 そこで前任者が書いていた原稿に目を通すなど、仕事を進め始めるライターであったが、徐々に怪しげな噂や秘密を耳にするようになり、やがてことの真相を探り出そうと動き出す。

 アダム・ラングには何か大きな秘密があり、それが前任者の死に関係があると思って、ことを調べだすのだが、やがて自らの身も危険にさらされ始める。

 秘密を調べ始めるライターであるが、果たしてどういう秘密に近づいているのかが、なかなか見えてこないのだが、それがまた緊迫感を煽っていくこととなる。

 それに周囲の人物も怪しげな人物が多く、ラングの秘書であるアメリア・ブライ、そしてアダムの妻であるルースもどこか影がありながら、芯が強そうな女性で、もしかすると裏に何か秘めているものでもあるのではないかと思わされる。

 更に徐々に明らかになるアダム・ラングに関係する怪しげな人物たち。

 いったいどんな秘密が最終的に明らかにされるのだろう、という興味は強かったな。

 一度物語が終結したかな、と思わせた後で、更に明らかにされるどんでん返し。

 これも、ある人物の言葉がキーとなるのだが「ミケランジェロの暗号」とは違って、さすがに気付かなかったな。

 ただ、前任者が残した原稿が、何やらキーとなりそうな感じはしたかな。

 これまでライターが明らかにしてきた事実が、ある人物の秘密へと繋がると思われるところから、別の人物の秘密へと全て繋がるというのは、なかなかよく出来ていたな。

 ラストはどんでん返しではあったが、全体的にはミステリーとしてはオーソドックスな内容だったかな。

 ただ謎を追いかける主人公の動きなど、展開も軽快で、なかなか惹き込まれるミステリーであった。

 最後までレトロな雰囲気は変わらなかったが、ラスト・シーンも一昔前のミステリーやサスペンスを彷彿とさせるようなものだったな。

 エンド・ロールもなく、そのままエンドマークで終わるかと思った。

 「好奇心猫を殺す」という言葉を思い出す作品だったな。

+/5

監督:ロマン・ポランスキー
出演:ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズ、トム・ウィルキンソン
    ティモシー・ハットン、ロバート・パフ、ジェームズ・ベルーシ、イーライ・ウォラック、ジョン・バーンサル
於:ヒューマントラストシネマ有楽町
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  • 「ゴーストライター」 真相を知ってからのほうが楽しめる?

    Excerpt: 元英国首相アダム・ラング(ピアース・プロスナン)の自叙伝を書いていた男が謎の死を Weblog: はらやんの映画徒然草 racked: 2011-12-04 06:48
  • 【映画】ゴーストライター

    Excerpt: <ゴーストライター を観ました> 原題:The Ghost Writer 製作:2010年フランス・ドイツ・イギリス合作 人気ブログランキングへ 題名だけは知っていたけど誰が出演してるか全く知.. Weblog: ★紅茶屋ロンド★ racked: 2012-03-19 21:55