11-283「ツリー・オブ・ライフ」(アメリカ)

彼らが、私をあなたの元へ連れてきた 
 成功した実業家ジャック・オブライエンは人生の岐路に立ち、自らの少年時代に思いをはせる。
 1950年代半ばのテキサスの小さな町に暮らすオブライエン一家。厳格な父は、成功のためには力が必要だと、長男のジャックをはじめ3人の子どもたちに理不尽なまでに厳しい態度で接してしまう。
 一方、全てを運命として受け入れる母親は、子どもたちを優しい愛で包み込む。
 そんな両親の狭間で葛藤を抱えながらも、2人の弟との楽しい時を過ごすジャックだったが。(「allcinema」より)

ツリー・オブ・ライフ - goo 映画

 1973年の初監督作以来、これまで4作しか監督作がないのだが、新作が公開されるとなると、伝説の映像作家等の謳い文句が飛び交う、テレンス・マリック監督。

 5作目となる本作は、カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールを受賞したということもあり、更に父親役がブラッド・ピットで、その息子役がショーン・ペンということも話題となっていた。

 前々作の「シン・レッド・ライン」も前作の「ニュー・ワールド」も鑑賞して、確かに映像の美しさというのは感じたのだが、ややストーリー展開がゆったりした感じで、時として眠くなることもありそうな作品だったという印象が残っている。

 先の2作は、それなりにストーリーがあった、と言うか、判りやすかったと思うのだが、本作はちょっとよく判らなかったな。

 基本的には、ショーン・ペン演じるジャックが、子供の頃を回想し、その頃の父親に対する反感の気持ちと、母親に対する愛情の間で葛藤するジャックの姿を描きながら、人の繋がり、親から子への生命の流れを描いている感じである。

 会話のシーンよりも、心の声の方が多くて、しかも神に投げかける言葉が多く、正直気持ちとしては入り込めない部分が多かったな。

 ところどころ差し挟まれる、イメージ的な映像はまだしも、序盤の、まるでネイチャードキュメントのような映像が続いていくのには、ちょっと驚きに近いものを感じたな。

 しかも恐竜のような生物まで登場して。

 ところで、ジャックの少年の頃の、ブラピが演じた父親オブライエンであるが、かなり厳格で、ジャックら子供たちにもこと細かい部分で厳しい。
 
 そしてジャックたちに強さを求めるわけであるが、ちょっと誇張されている感じがするとはいえ、時代設定が1950年代ということで、何となく当時の父親って、こういう人物が多かったんではないかな、という感じはしたな。

 おそらくストーリーはあるのだろうが、正直よく判らなかったという印象で終わってしまった。

 テレンス・マリックの作品って、こんな感じだったかな、と思いながらも、予想したとおりの作品だったという感想である。

 イメージとしては、ヨーロッパ系のアート作品に近いのかな。
 合う合わないは分かれそうである。

 ラストのシーンは、更によく判らず、これまで当然ながら一緒に映ることのなかったブラピとショーン・ペンが、一緒に映っていたような、そうでなかったような。

 予告でも使用されていた「モルダウ」は荘厳で、確かに本作のイメージによく合った音楽であったが、使用されるのは一度だけというのは残念だった。

/5

監督:テレンス・マリック
出演:ブラッド・ピット、ショーン・ペン、ジェシカ・チャスティン、フィオナ・ショウ
    ハンター・マクラケン、ララミー・エップラー、タイ・シェリダン、アイリーン・ベダード、ウィル・ウォレス
於:丸の内ルーブル
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  • ■映画『ツリー・オブ・ライフ』

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  • 「ツリー・オブ・ライフ」 万物の理

    Excerpt: テキサスのとある家族の生活を描きながら、人とは、生命とは、宇宙(世界)とは何か、 Weblog: はらやんの映画徒然草 racked: 2011-12-04 09:27