11-249「マイティ・ソー」(アメリカ)

虹の架け橋を見るか? 
 神の世界“アスガルド”で最強の戦士ソー。しかし、強すぎるあまり、その傲慢さゆえに無用な争いを引き起こし、ついには神々の王である父オーディンの怒りを買ってしまう。
 そして、王位継承権を剥奪されたうえ、最強の武器“ムジョルニア”も奪われ、地球に追放されてしまう。
 しかし、そこで出会った天文学者のジェーンによって少しずつ分別と他者への思いやりを身につけていくソー。
 一方アスガルドでは、ソーの弟ロキによって恐るべき陰謀が企てられ、父オーディンの身に危機が迫る。さらにロキは、力を失ったソーにも最強の刺客を送り込もうとしていた。(「allcinema」より)

マイティ・ソー - goo 映画

 あまり耳馴染みのないタイトルであるが、こちらもアメコミを原作としたファンタジー・アクション。

 神の世界・アスガルドで、王オーディンの息子であり、最強の戦士でもあるソーが、王位継承者であるにも関わらず、その傲慢な言動で、父王の怒りを買い、その能力を奪われ、人間の生活する地球へと追放されてしまう。

 地球で出逢った天文学者のジェーンたちと交流するうちに、他者を思いやる心、王に必要たる素養を身に付けていくようになるソーであるが、それと並行して、アスガルドではある陰謀が行われようとしていた。

 シェークスピア好きのケネス・ブラナーが監督ということで、アメコミ作品を監督とは珍しい、と思ったのだが、題材としては北欧神話を基にした内容ということ、神々を扱っているということで、何となく納得しないこともなかったな。

 神々たちが身に着けている衣装も、中世ヨーロッパっぽいと言えば、そんな感じで、コスプレものだし、かつては「フランケンシュタイン」も監督していたしな。

 ちなみにケネス・ブラナーの「愛と死の間(あいだ)で」はいまだに生涯ベスト10に入る作品である。

 今流行の〝オレ様〟であるソーが、地球に追放され、その力も奪われているがために、ほとんど無力で絶望しかけるのだが、ジェーンとの交流、恋によって、本当に大切なものを見つけ出していく。

 ヒーローものとしては、王道的なパターンの展開であり、ソーがいない間にアスガルドでは謀反の兆しが見え、父王にも危険が迫ってくるのだが、地球にいたソーが、本当に神としての力を身につけ、父と国のために反逆者に闘いに挑む、という展開もあり。

 神の世界を舞台にしていることもあり、かなりCGを駆使して、世界観を構築しているところは見応えもあり、神同士の闘いのシーンなども迫力があった。

 神という役柄だけに、完全に共感はしづらいところはあったが、今の時代に〝オレ様〟という感じの男というのもいいかもしれないな。

 演じているクリス・ヘムズワースは、あまりよく知らない俳優だったな。
 調べてみると「スター・トレック」に出ていて、「パーフェクト・ゲッタウェイ」にも出ていたんだな。

 ジェーンを演じたのは「ブラック・スワン」でアカデミー主演女優賞を獲得し、今年出演作公開も多いナタリー・ポートマン。

 この神と人間である、ソーとジェーンのロマンスがどうなるのか、と注目したが、うまくまとめていたかな。

 本作の一つの注目は、浅野忠信がハリウッド映画初出演ということで、ソーの護衛をする戦士の一人ホーガンを演じていたこと。

 やや台詞は少なめだったかな。登場シーンはそれなりにあったけれど。

 マーベル・コミックということで、「インクレディブル・ハルク」「アイアンマン」と同じく「ジ・アベンジャーズ」に登場ということで、エンドロール後にサミュエル・L・ジャクソン登場。

 「ジ・アベンジャーズ」に繋がると共に、続編も匂わせるシーンだったな。

 神の世界のファンタジックなところと、アクションがあり、ヒーローものとしては王道で、面白い作品ではあったな。

/5

監督:ケネス・ブラナー
出演:クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、アンソニー・ホプキンス、ステラン・スカルスガルド
    コルム・フィオール、レイ・スティーヴンソン、イドリス・エルバ、カット・デニングス、浅野忠信、レネ・ルッソ
於:池袋東急
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2011-10-21


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