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zoom RSS 11-158「ブラック・スワン」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2011/07/08 01:20   >>

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君の道を阻むのは、君自身だけ 
 ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは、元ダンサーの母親の期待を一身に背負い、バレエに全てを捧げて厳しいレッスンに励む日々。
 そんな彼女に、バレエ人生最大のチャンスが訪れる。長年バレエ団の象徴的存在だったプリマ・バレリーナ、ベスの引退を受け、新作の『白鳥の湖』のプリマにニナが抜擢されたのだ。
 しかし、白鳥の湖では純真な白鳥役と同時に、奔放で邪悪な黒鳥役も演じなければならない。優等生タイプのニナにとって、魔性の黒鳥を踊れるかが大きな試練として立ちはだかる。
 対照的に、官能的にして大胆不敵な踊りで、芸術監督のルロイに理想的な黒鳥と言わしめた新人ダンサーのリリー。
 彼女の台頭によって、不安と焦りが極限まで高まってしまうニナだったが。(「allcinema」より)

ブラック・スワン - goo 映画

 チャイコフスキーの「白鳥の湖」をモチーフとした、野心と嫉妬が渦巻くバレエ界を舞台に、一人のバレリーナが精神的に追い込まれていく様を描いたサイコ・スリラー。

 主演のバレリーナ、ニナを演じたナタリー・ポートマンが今年のアカデミー主演女優賞を獲得し、日本でも大ヒット。
 いまだロングラン上映されているようである。

 その大ヒットもいわんや、非常に見応えのある作品だった。

 元ダンサーの母親の期待を背負うニナが、バレエ団の象徴であったプリマ、ベスの引退を受けて、新作の「白鳥の湖」のプリマに抜擢される。

 そこから、ニナの不安と苦悩の日々が始まり、やがて心が不安定となっていき、精神が崩れていく様が、映像とナタリー・ポートマンの演技によって見事に表され、下手なホラーよりも恐ろしいぐらいのストーリーが展開されている。

 個人的にはそれ程野心を抱いたり、プレッシャーがかかるような大きな仕事をしてきたという記憶もないので、ニナのように追い詰められるということはなかったのだが、ニナを見ていると、そういうプレッシャーと追い詰められるという感覚が自分にも伝わってくる感じがした。

 バレエについてはよく知らず、「白鳥の湖」についても音楽以外のことは知らなかったが、純粋可憐な白鳥と魔性に染まった黒鳥が出てくるという話というのも知らなかったな。

 そしてその白鳥と黒鳥を演じきらなければいけないニナは、どうしても黒鳥が踊り表せなく、黒鳥を見事に体現する、ミラ・クニス演じるリリーの存在に脅威を感じる。

 更に、元ダンサーであったが、自分を産んだがために踊ることを諦めたと思われる母親の期待も大きなプレッシャーとなっているようだ。
 この母親、娘を心配しているのだが、どこかちょっとおかしなところもある感じだったな。

 引退を余儀なくされた、プリマを演じたウィノナ・ライダー。
 何となくこの役が彼女自身にも当てはまるような感じがしたが、出番が少ないながら、彼女の苦悩もよく表されていたな。

 「レオン」でマチルダ役でデビューしたナタリー・ポートマンであるが、今一番ノッテいる女優の一人ではないだろうか。
 
 監督は「レスラー」のダーレン・アロノフスキーであるが、クライマックスのバレエ・シーンは、スピード感あふれる映像とどんどん高まっていく音楽で、観ている方も気分を高揚させられる。

 「レクイエム・フォー・ドリーム」「ファウンテン 永遠につづく愛」のラスト・シーンでも感じた高揚感と同じで、いかにもアロノフスキー監督らしい演出だったな。

 大役を担ったプリマの苦悩と、心が崩れていく様がよく描かれており、ニナの運命がどのようになっていくのか、最後まで興味尽きぬ作品だった。

+/5

監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー
    バンジャマン・ミルピエ、クセニア・ソロ、クリスティーナ・アナパウ、ジャネット・モンゴメリー
於:池袋HUMAX CINEMAS
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ブラック・スワン
「レクイエム・フォー・ドリーム」「レスラー」のダーレン・アロノフスキー 監督が、野心と嫉妬渦巻くバレエの世界を舞台に描く異色の心理スリラー。 バレエに全てを捧げるヒロインが、新プリマの座を巡って自分とは対照的な 勝気な新人ダンサーと熾烈な競争を繰り広げる… ...続きを見る
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