11-156「AWAKE アウェイク」(アメリカ)
大事なのは、目覚めることだ
亡き父から大会社を引き継いだやり手の青年実業家クレイトンは、愛するサムとの結婚を母リリスに打ち明ける決断ができずに悩んでいた。
さらに、重い心臓病を抱えるクレイトンは、一刻も早い移植手術が必要な状態だった。親友でもある心臓外科医ジャックは、そんな彼を心配し、ドナー探しに奔走。そのジャックの言葉に背中を押されたクレイトンは、サムとの挙式を決行する。
偶然にもその夜、ドナーが見つかったとの連絡が入り、クレイトンはジャックの待つ病院へと向かう。
一方リリスは心臓手術の権威であるナイヤー医師の執刀をとクレイトンを説得するが、彼の決意は揺るがずジャックにすべてを委ねた。
しかし手術室へ運ばれた彼は、全身麻酔にもかかわらず、なぜか意識が遠のく気配がない。懸命に訴えようとするものの、体も動かず声も出ない。そうこうしているうちに、手術は着々と進んでしまうのだが。(「allcinema」より)
アウェイク - goo 映画
手術中、全身麻酔が効かず、手術の痛みをそのまま感じるという〝術中覚醒(アネセシア・アウェアネス)〟
その術中覚醒に陥った男の苦痛と、過酷な運命を描いた医療サスペンス。
毎年2100万人以上の人間が全身麻酔で手術を受ける中で、3万人ほどの患者が直面するという術中覚醒。
正直3万という数字はかなり多いような気がするが、程度の差はあるのだろう、と思いたい。
ヘイデン・クリステンセン演じる、青年実業家のクレイトンは、重い心臓病を抱えており、一刻も早くドナーを見つけ、移植手術が必要な状態。
更にジェシカ・アルバ演じる、恋人サマンサとの関係も、母親が身分違いとして認めようとしない。
前半は、このクレイトンを巡る人間関係と彼の人生を描いている感じで、人間ドラマという雰囲気で話は進んでいき、本作の主題からいくと、ちょっとダラダラした感じがあったかな。
術中覚醒を取り上げた作品としては、以前韓国映画の「リターン」という作品があったが、「リターン」は術中覚醒に直面した少年のその後を描いたものに対して、本作は正に術中覚醒に直面しているシーンを描いている。
それにしても、まあ体が切られるのは手術だから当たり前で、映像もじっくりと見せるのだが、それだけではあまり酷くも感じないのだが、術中覚醒で痛みを感じるクレイトンが、体をメスで切られたりするたびに、悲痛な叫び声を上げるので、それを聞くと、観ている方も痛々しさを感じずにはいられなくなる。
更に手術シーンからサスペンス要素も強くなってくる。
覚醒しているとはいえ、手術中のクレイトンは寝ているだけなので、後半の話の動きが気になっていたが、意外とうまく映像でも話の展開を見せていたな。
手術の結果が出た後、このまま一人の犠牲で終わってしまうのか、と思っていたが、そこに贖罪の意味も持たせて、観ている方を納得させるような展開となる。
それにしても、こんな術中覚醒などを見せられれば、この先手術を受けるのが怖くなるし、更に輪をかけて、怖くなるようなことも見せられる。
サスペンス部分は、それ程入り組んだものでもなくて、何となく怪しいところはそのままなのだが、術中覚醒という設定が、クレイトンの運命が計り知れず、なかなか興味深い話ではあった。
痛いのが苦手な人は、ちょっと辛いかもしれないな。


+/5
監督:ジョビー・ハロルド
出演:ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、テレンス・ハワード、レナ・オリン、クリストファー・マクドナルド
サム・ロバーズ、アーリス・ハワード、フィッシャー・スティーヴンス、ジョージナ・チャップマン、デヴィッド・ハーバー
於:新宿武蔵野館
亡き父から大会社を引き継いだやり手の青年実業家クレイトンは、愛するサムとの結婚を母リリスに打ち明ける決断ができずに悩んでいた。
さらに、重い心臓病を抱えるクレイトンは、一刻も早い移植手術が必要な状態だった。親友でもある心臓外科医ジャックは、そんな彼を心配し、ドナー探しに奔走。そのジャックの言葉に背中を押されたクレイトンは、サムとの挙式を決行する。
偶然にもその夜、ドナーが見つかったとの連絡が入り、クレイトンはジャックの待つ病院へと向かう。
一方リリスは心臓手術の権威であるナイヤー医師の執刀をとクレイトンを説得するが、彼の決意は揺るがずジャックにすべてを委ねた。
しかし手術室へ運ばれた彼は、全身麻酔にもかかわらず、なぜか意識が遠のく気配がない。懸命に訴えようとするものの、体も動かず声も出ない。そうこうしているうちに、手術は着々と進んでしまうのだが。(「allcinema」より)
アウェイク - goo 映画
手術中、全身麻酔が効かず、手術の痛みをそのまま感じるという〝術中覚醒(アネセシア・アウェアネス)〟
その術中覚醒に陥った男の苦痛と、過酷な運命を描いた医療サスペンス。
毎年2100万人以上の人間が全身麻酔で手術を受ける中で、3万人ほどの患者が直面するという術中覚醒。
正直3万という数字はかなり多いような気がするが、程度の差はあるのだろう、と思いたい。
ヘイデン・クリステンセン演じる、青年実業家のクレイトンは、重い心臓病を抱えており、一刻も早くドナーを見つけ、移植手術が必要な状態。
更にジェシカ・アルバ演じる、恋人サマンサとの関係も、母親が身分違いとして認めようとしない。
前半は、このクレイトンを巡る人間関係と彼の人生を描いている感じで、人間ドラマという雰囲気で話は進んでいき、本作の主題からいくと、ちょっとダラダラした感じがあったかな。
術中覚醒を取り上げた作品としては、以前韓国映画の「リターン」という作品があったが、「リターン」は術中覚醒に直面した少年のその後を描いたものに対して、本作は正に術中覚醒に直面しているシーンを描いている。
それにしても、まあ体が切られるのは手術だから当たり前で、映像もじっくりと見せるのだが、それだけではあまり酷くも感じないのだが、術中覚醒で痛みを感じるクレイトンが、体をメスで切られたりするたびに、悲痛な叫び声を上げるので、それを聞くと、観ている方も痛々しさを感じずにはいられなくなる。
更に手術シーンからサスペンス要素も強くなってくる。
覚醒しているとはいえ、手術中のクレイトンは寝ているだけなので、後半の話の動きが気になっていたが、意外とうまく映像でも話の展開を見せていたな。
手術の結果が出た後、このまま一人の犠牲で終わってしまうのか、と思っていたが、そこに贖罪の意味も持たせて、観ている方を納得させるような展開となる。
それにしても、こんな術中覚醒などを見せられれば、この先手術を受けるのが怖くなるし、更に輪をかけて、怖くなるようなことも見せられる。
サスペンス部分は、それ程入り組んだものでもなくて、何となく怪しいところはそのままなのだが、術中覚醒という設定が、クレイトンの運命が計り知れず、なかなか興味深い話ではあった。
痛いのが苦手な人は、ちょっと辛いかもしれないな。


+/5監督:ジョビー・ハロルド
出演:ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、テレンス・ハワード、レナ・オリン、クリストファー・マクドナルド
サム・ロバーズ、アーリス・ハワード、フィッシャー・スティーヴンス、ジョージナ・チャップマン、デヴィッド・ハーバー
於:新宿武蔵野館


この記事へのコメント
全身麻酔で"術中覚醒"(アウェイク)・・・・意識はあって 体は動かない・・・ そんな中 衝撃的な内容を聞くことに
>亡き父から大会社を引き継いだやり手の青年実業家クレイトンは、愛するサムとの結婚を母リリスに打ち明ける決断ができずに悩んでいた。
>更にジェシカ・アルバ演じる、恋人サマンサとの関係も、母親が身分違いとして認めようとしない。
厳しいコメントします クレイトン・・・父親の死で 事業を告ぐプレッシャーは 大変だろうが 結局は まだまだ世間知らずな ボンボンお坊ちゃんな "甘さ"がでていたのは否めません。お母さんは 厳しかったが それは わが子を思ってこそ。
でも 最後は 息子のクレイトンをを救うために 衝撃的な行動に・・・
ホントに力強い愛情に思えます
>手術の結果が出た後、このまま一人の犠牲で終わってしまうのか、と思っていたが、そこに贖罪の意味も持たせて、観ている方を納得させるような展開となる。
最後見終わって クレイトンには 会社と自分自身しかないと思いながら生きていってほしいです。 ”脇見”してると 今度こそ自分自身も失うぞと。
術中覚醒というもの自体を扱っているのは
面白かったです。
まあ、確かに言われるとおりクレイトンには
まだまだ甘い部分がありましたが、
この事件で、一つ成長したのでは
ないでしょうかね。