11-130「SOMEWHERE」(アメリカ)

俺は空っぽの男だ 
 ハリウッドの映画スター、ジョニー・マルコ。ロサンゼルスのホテル“シャトー・マーモント”を住まいに、高級車を乗り回してはパーティーで酒と女に明け暮れ、まさにセレブらしい派手な生活を送っていた。
 しかし、それはいずれも孤独な彼の空虚感を紛らわすだけに過ぎなかった。
 ある日、ジョニーは前妻と同居する11歳の娘クレオを夜まで預かり、親子の短いひとときを過ごす。それからほどなくして、自堕落な日常へ戻っていた彼の前に、再びクレオが現われる。前妻が突然家を空けるため、今度はしばらくの間、娘の面倒を見ることに。
 やがて、授賞式出席のためクレオと一緒にイタリアへと向かうジョニーだったが。(「allcinema」より)

SOMEWHERE - goo 映画

 「ロスト・イン・トランスレーション」「マリー・アントワネット」のソフィア・コッポラ監督の最新作。

 ロサンゼルスのホテルで荒んだ生活を送っているハリウッド・スターのジョニー・マルコが、別居中の11歳の娘・クレオと数日間一緒に過ごすことになり、束の間のふれあいと、自らの置かれた立場を振り返る姿を描くハートフル・ドラマ。

 ソフィア・コッポラ監督の作品って、前2作しか観ていないのだが、彼女の監督作ということで、何となく期待をしてしまった。

 父と娘のふれあいというストーリーもあるが、作品自体の雰囲気も結構いいのではないかと期待。

 スティーヴン・ドーフ演じるジョニー・マルコは、映画スターであり、フェラーリを乗り回し、パーティ三昧。ホテルの部屋には、ポール・ダンサーを呼び込んで、日々退廃的な暮らしを続けている。

 典型的なのかどうかは判らないが、何となく想像できるセレブの退廃的な生活をそのまま表している感じだったな。

 そんなジョニーが、別居中の妻と暮らしている、エル・ファニング演じる11歳の娘・クレオと数日間過ごすことになる。

 いかにもな別居中の両親を持つ娘としては、何かよくできた娘という感じのクレオであり、自分の置かれた状況に自らを納得させている感じがする。
 
 ジョニー・マルコが生活しているホテル、〝シャトー・マーモント〟は結構老舗で、有名なホテルらしく、ヴィヴィアン・リーからジョニー・デップまでもが滞在したことがあるという、ちょっとした隠れ家的な場所らしい。

 そんなホテルで撮影しているところが、ゆったりした父娘の時間が表れていたし、クレオがジョニーに作る朝食、エッグベネディクトも美味しそうだったな。

 ジョニーとクレオの時間というのは、特別なものでもなく、父と娘が過ごす時間としては、日常的なものではあるのだが、ゆったりした二人の時間は観ていても気持ちいいものだった。

 ただ、ストーリー的には大きな展開を見せるようなものでもなかったので、やっぱり雰囲気を楽しむ方になってしまうかな。

 破天荒な生活もいいかもしれないが、やっぱりどこか落ち着けるものも必要だな、と感じさせる作品である。

/5

監督:ソフィア・コッポラ
出演:スティーヴン・ドーフ、エル・ファニング、クリス・ポンティアス、ララ・スロートマン、クリスティーナ・シャノン
    カリサ・シャノン、アマンダ・アンカ、エミリー・ケンパー、ミシェル・モナハン、ベニチオ・デル・トロ
於:新宿ピカデリー
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  • 「SOMEWHERE」 淡々とした生活、だが大切な日々

    Excerpt: ヴェネチア国際映画祭で受賞したのは元カレのタランティーノが贔屓目でみたからとか言 Weblog: はらやんの映画徒然草 racked: 2011-06-08 22:09
  • 【映画】SOMEWHERE

    Excerpt: <SOMEWHERE を観ました> 原題:Somewhere 制作:2010年アメリカ これも試写会が当たっていたんだよな。でも震災の影響で中止。ちょっと楽しみにしてたので残念だったな… な.. Weblog: ★紅茶屋ロンド★ racked: 2011-11-04 00:00