10-317「大奥」(日本)

男と違って、女は強いんだから 
 正徳6年。謎の疫病で男子が激減し、男女の役割は逆転、将軍職も女子によって引き継がれている江戸時代。女人禁制の大奥では、3000人の美男が、将軍の寵愛を勝ち取るべく熾烈な競争を繰り広げていた。
 そんな大奥に足を踏み入れた青年、水野祐之進。
 この時代にあっても武士道を追い求める希有な彼は、困窮する家を救うため、そして身分違いゆえに叶わぬ幼なじみ・お信への愛を断ち切るため、大奥への奉公を志願したのだった。
 水野が大奥へあがって間もなく、八代将軍徳川吉宗が誕生する。不況の世を憂う吉宗は、質素倹約を進め、政治の大改革を断行していく。
 そんな中、吉宗初の大奥へのお目見えとなる“総触れ”の日を迎えるが。(「allcinema」より)

大奥 - goo 映画

 「大奥」と言っても、フジテレビ系の「大奥」とは全く繋がりのない作品で、よしながふみの人気コミックを原作とした作品。

 もちろん江戸時代、一人の将軍とそれに仕える大奥の面々を描いているのだが、唯一違うのは、将軍が女、使える大奥の面々は全て男という設定。

 男女逆転の世界を除けば、時代考証はしっかりしているということで、歴史改変時代劇ということらしい。

 ちなみに同時期に時代劇が多く公開され、「ザ・サムライシネマ」などというキャンペーンが行われているが、「十三人の刺客」「桜田門外ノ変」「雷桜」などがキャンペーン作品であるが、本作は見事に外されている。

 まあ時代劇と言っても、かなり架空の話だからかな。

 二宮和也演じる、貧乏旗本の息子・水野祐之進が、貧乏な家族を救うため、また堀北真希演じる幼馴染みのお信への恋心を絶つために大奥への奉公を志願する。

 そこで、いわゆる大奥特有の、愛憎渦巻く世界に巻き込まれていくという展開。

 男だけの世界での愛情や嫉妬、プライドなどを描いている部分は、ちょっと変わった設定ということで、少々気持ち悪いな、と思う部分はあれど、面白かった。

 大奥の上の階級に者たちに対して、下の階級の者たちが恋心を抱いたりするのだが、お針子である、中村蒼演じる垣添など、何故か彼らはオカマモード。

 上の者は上の者で、佐々木蔵之介演じる総取締・藤波と、玉木宏演じる松島の関係などは、見ていても微妙なシーンだったな。

 で、大きな話の展開となるのは、水野と、柴咲コウ演じる八代将軍吉宗が出逢うところなのだが、何となくその話は短かったな。

 柴咲コウである意味があったのか?

 しかもラストは、もしかするとあり得るだろうな、というような展開で、ちょっと都合良過ぎるかな、という印象。

 男だけの大奥という設定と、その中の愛憎劇は面白かったが、水野と吉宗の絡みが少なかったのが期待外れだったかな。

 でも、美しい男たちを見るにはいい作品かもしれないな。
 個人的には絶対そういう見方はできないが。

+/5

監督:金子文紀
出演:二宮和也、柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、倍賞美津子、竹脇無我、和久井映見
    阿部サダヲ、佐々木蔵之介、菊川玲、板谷由夏、浅野和之、細田よしひこ、竹財輝之助、松島庄汰
於:新宿ピカデリー
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