10-312「死刑台のエレベーター」(日本)

愛が絡んだ完全犯罪はない 
 大企業、手都グループの会長夫人・芽衣子と、会長に拾われた医師・時籐隆彦とは愛人関係。2人はある時、芽衣子の夫・孝光を自殺に見せかけ殺害する周到な計画を企てる。それはものの15分で終わる完全犯罪のはずだった。
 当日、芽衣子が約束の場所で待つ中、手都ビルの会長室へ侵入し、孝光殺害に及ぶ時籐。しかし運悪く、乗り込んだエレベーターが突然停止し、その中に閉じ込められてしまう。
 その時、ビルの外では一組の無軌道な若いカップルが停めてあった時籐の車を盗み出す。
 ちょうど同じ頃、芽衣子のほうは、予定の時間を過ぎても一向に現われず、連絡もつかない時籐に、次第に苛立ちと不安を募らせるのだったが。(「allcinema」より)

死刑台のエレベーター - goo 映画

 言わずと知れたルイ・マル監督の「死刑台のエレベーター」を日本でリメイクした作品。

 オリジナルを観たのとそれ程期間が空いていないので、ストーリー自体、あるいは細かい設定など、比較するのにそれ程困難でもなかったかな。

 で、基本的にストーリー、あるいは設定などもオリジナルとほとんど一緒だったな。
 細かい部分はちょっと変えてあったが。

 愛人である会長夫人・手都芽衣子と一緒になるため、会長を殺害する阿部寛演じる時籐隆彦が、エレベーターに閉じ込められるという設定は、現代日本を舞台にどのような設定するのかな、と思っていた。

 なるほど、殺害を行うのが、横浜の旧いビルということで、設置されているエレベーターもかなり旧式で、閉じ込められる展開もスムースだったな。

 若いカップル、玉山鉄二演じる赤城邦衛と、北川景子演じる松本美加代がエレベーターに閉じ込められている時籐の車を盗む展開、その後の殺人事件に関しては、かなり現代的なアレンジが入っていたな。

 それ以外はところどころ細かく変えてあったが、あとはほとんど一緒だったかな。

 しかし、オリジナルのお蔭かどうかは判らぬが、なかなか本作もストーリー展開が判っていたとしても、面白くて惹き込まれた。

 時籐を演じた阿部寛は、かなりシリアスな役柄であったが、無難にこなしているし、愛する女性のために破滅へと向かっていく姿を体現していた。

 会長夫人・手都芽衣子を演じた吉瀬美智子は、実はあまりよく知らず「白夜」でちゃんと認識したぐらいであるが、本作の役柄は、愛する男に殺人を行わせ、逃避行を企てようとする女という役柄。

 オリジナルでもそうだったが、それ程魔性の女という感じがしなかったのだが、彼女の存在自体は結構魔性の女ふんぷんしていたな。

 同じく行き場を失った男女を演じた玉山鉄二と北川景子も好演。

 面白い作品だったと思うし、ラストもかなり衝撃的というか、よくできていたと思うのだが、これがオリジナルではないというのが残念だったかな。

 それにしても、ラストに関しては、そういう状況にある男女には考えさせられるようなものだったんじゃないかな。

/5

監督:緒形明
出演:吉瀬美智子、阿部寛、玉山鉄二、北川景子、平泉成、りょう、津川雅彦
    柄本明、笹野高史、熊谷真実、田中哲司、堀部圭亮、町田マリー、上田耕一
於:角川シネマ新宿
「死刑台のエレベーター」オリジナル・サウンドトラック
ポニーキャニオン
2010-09-29
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  • 別館の予備(感想211作目 死刑台のエレベーター)

    Excerpt: 1月15日 死刑台のエレベーター(感想211作目) 下記TBアドレスの別館にTBして頂けると有難いです TBアドレス http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface.. Weblog: スポーツ瓦版 racked: 2012-01-15 13:10