11-02「ロビン・フッド」(アメリカ・イギリス)

子羊が狼となるまで 
 12世紀末。イングランドの獅子心王リチャード1世率いる十字軍遠征隊に参加していた弓の名手、ロビン・ロングストライド。
 フランス軍との戦闘でリチャード王が落命して間もなく、仲間と共に部隊を離れたロビンは、リチャード王の王冠を持ち帰る使命を帯びた騎士ロバート・ロクスリーが闇討ちされる現場に遭遇する。瀕死のロバートから剣をノッティンガム領主である父ウォルターに届けて欲しいと頼まれたロビンは、彼になりすましてイングランドへと帰還。
 さっそく、王冠をリチャード王の母に返すと、ロクスリーとの約束を果たすべくノッティンガムへ。そこで、義父ウォルターと共に夫の帰還を待ちわびていた美しい未亡人マリアンと出会ったロビン。
 彼は、跡継ぎ不在による領地の没収を恐れるウォルターから、そのままロバートとしてこの地に留まってほしいと頼まれる。
 一方、兄の死により新王となったジョンだったが、密かにフランスと通じていた腹心ゴドフリーの奸計により、民衆の反発を招き、内戦の危機を迎えてしまう。(「allcinema」より)

ロビン・フッド - goo 映画

 ロビン・フッドの名前はよく知っているが、実際彼の物語に関しては、本も読んだことがないし、これまで映画化された作品も観ていない。

 本作の予告を観て、ロビン・フッドって実在の人物だったのか? と思ったのだが、どうやらやっぱり伝説上の人物で、本作の舞台となった12世紀頃の何人かの伝説が交わって出来上がった人物だという噂。

 やっぱりロビン・フッドで一番印象に残っているのは、榊原郁恵の「いとしのロビン・フッドさま」だな。

 本作はその伝説と史実を組み合わせたストーリーで、ロビン・フッドが民衆のヒーローへと成長、そしてアウトローと呼ばれるまでの過程を描いている。

 監督は「グラディエーター」のリドリー・スコットで、主役のロビン・フッドを演じたのは、リドリー・スコット作品では、その「グラディエーター」から「プロヴァンスの贈りもの」「アメリカン・ギャングスター」「ワールド・オブ・ライズ」など、これでリドリー・スコット作品、何作目かは判らぬぐらいに出演しているラッセル・クロウ。

 そのラッセル・クロウが骨太なロビン・フッドを演じ、元は傭兵に過ぎなかった男だったが、ある事件に遭遇したことにより、ノッティンガムのロバート・ロクスリーになりすますこととなり、そこから国を揺るがす事件、そして侵略しつつあるフランスの陰謀に対することとなる。

 ストーリーとしては稀有なものでもないのだが、傭兵にしか過ぎなかった男が、正義に対する信念によって、やがてノッティンガムのロクスリー家を護ることになり、やがて圧政を施すジョン王、そして侵略しつつあるフランスへと対することになる。

 いかにもラッセル・クロウらしいロビン・フッドであったが、正義のために立ち上がる姿に惹き込まれるものがあり、虐げられていたロクスリー家を救うという展開は良かった。

 最終的には、国のためにフランスと戦うことになるのだが、そのシーンでケイト・ブランシェット演じるマリアンも登場するというのは、ちょっと興醒めだったな。

 やっぱり「エリザベス ゴールデン・エイジ」のイメージが強かったのかな。

 フランスと通じ、裏切者となるゴドフリーを演じたマーク・ストロングであるが、「シャーロック・ホームズ」の時と同じように、いかにも悪役らしい雰囲気だったな。

 中世ヨーロッパ史に詳しければ、もっと楽しめたかもしれなかったが、ロビン・フッドという男に惹かれる作品であった。

+/5

監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ウィリアム・ハート、マックス・フォン・シドー
    オスカー・アイザック、レア・セドゥー、マーク・アディ、ダニー・ヒューストン、アイリーン・アトキンス
於:TOHOシネマズ日劇
Robin Hood - O.S.T.
Varese Sarabande
2010-05-11

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